春香山は人気の高い山。冬には山スキーも楽しめる。
頂上斜面直下に山小屋『銀嶺荘」があり、一年を通して管理人が常駐(不在の曜日あり)。
登山者のほとんどは桂岡コースを登る。今回はその桂岡コースを登りました。

登山口は住宅地の最奥にあり、駐車場は無いので、止む無く路上駐車。
以前あったダム横の駐車場へ行く道路は厳重に封鎖されている。
(ということは、その奥の銭函天狗・奥手稲方面へつながる林道も歩けない。)
まずは銭函川の左岸側、林間の道を歩く。樹木が日射を遮り、下草の湿気が気温を下げ快適。
400mで枝沢を渡るが、歩行者のための整備良好。スニーカーでもすんなり歩けそう。
その先は銭函川から銭函峠川の左岸トラバースの道。こちらも快適。

緩い傾斜のトラバース登山道を進み、標高220mで伐採と植林の開けた場所に出て登山道は一旦終了。
この先、標高230m〜270mまで、本日唯一の林道歩きを450m。日射に晒され、気温上昇。
2012年 に伐採植林され、高木が無くなり開けた空間が5か所、伐採を免れた人工林と交互に出て来る。
標高270mで登山道へ入るが、林道をショートカットする形なので、すぐに、再度、林道に出る。
ここ、標高300mの林道と登山道の交差場所では、次の登山道入り口が林道を5mくらい下るという変則の位置、
ここで下るのを嫌って、林道をそのまま上っていくと、延々と林道歩きをする羽目になる。登山道に合流するのは標高550mの土場。

標高300m〜550mの間は延々の斜面トラバースの林間登山道。
春には花を楽しめ、このコースのメインステージだが、今は時期外れ。
入ってすぐに、造林で開けた空間通過が3か所あり、特に3番目では銭函峠川の谷の風景を堪能できる。
登山路は、石ゴロゴロの場所もあるが、おおむね歩き易い。
以前険しいと感じていた場所は付け替えられ、整備に丹念さが感じられる。
林道とは付かず離れずといった感じで並行し、簡単な藪漕ぎで渡れそうな個所もある。

標高550mの土場に到着。ベンチがあり一区切り。以前と比べ背の高い草や灌木が伸び荒れている。
特に、土場の直下側の斜面の草木は背が伸び、視界を遮って、石狩湾の展望は完全に無くなった。
土場の先、銭函峠に向かって、土と石のむき出し直登で、このコース一番の難所。(特に下り)
といったところで、小学生でも無難に歩ける程度。
なお、かつてあった、ジグ切りのブル道跡らしき痕跡は消滅。

坂道を登ると台地の縁を銭函峠へ向かう林間の道で、左側がは切れ落ち、枝を透かして「△南岳」の北尾根の展望。
峠が近づくにつれ。笹が濃くなってきて視界を遮る。
峠は桂岡方向、銀嶺荘方向、定山渓方向の3方向からの三叉路。どの道も広く笹刈りされている。
峠から先、銀嶺荘までの1km余は、すんなりと歩ける道。ウォーキング気分。
路面良好で、アップダウンは緩く、曲がりも少なく直線に近くて先の見えるのが良い。

銀嶺荘手前は、水たまりで湿地のようだが、手作りの木道があり、易々と通過。
銀嶺荘はシーズンオフのせいか。整理整頓がきちんと行き届きて、静寂な印象。
銀嶺荘の裏の林道へ入りすぐ、表面を沢水が幅広く流れて横断している部分がある。
防水靴で問題ないが、ここにも木道が設置されており、ファミリーを意識の整備か。
その先に、頂上直下斜面を登る登山道の入り口がある。登山道を入ってすぐは沢水の流水路状態。
その原因の沢との接続点を過ぎると路面は乾燥。あとは普通の山道。
土の歩き易い路面がほとんどだが、石や木の根などもあり、油断は禁物。

4回ほどジグを切って、最後に岩を乗り越えるロープ場。ここも、難所と言うほどではない。
ロープ場から平担で歩き易い道を70mで夏の頂上広場へ。少々狭いが本日の登山者では余裕。
。 夏の頂上にリュックを置き、踏み跡を三角点へ。踏み跡は前回よりさらに激しく笹が被っている。
笹を押し開き、50mの藪漕ぎ。ブドウなど蔓植物が邪魔をしないので、今年も訪問者はいる。歩行に支障は3本の倒木。
二等三角点標石は防衛石3個に囲まれ、狭いながらポッカリとした空間。
ただし、その外側から笹が交差して覆いかぶさり、隠れん坊状態でした。


出発8:50 林道→登山道9:25 土場跡10:15 銀嶺荘11:00 山頂11:35 下山11:50 銀嶺荘12:25 土場跡13:00 登山道→林道13:30 帰着14:00
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