三角点「宮ノ沢」の記録    110813


西宮の沢から南方向を見上げると送電線が手稲山の尾根を越えて西野へ下っている。
その尾根の先、肩にあるのが四等三角点「宮ノ沢」。北電の点検路を伝って登りました。

まずは西野側から登ろうと、宮の沢屋内競技場の道を奥へ。
林道入口らしき場所だが、放し飼いの犬(ボクサー)が吠えかかってくる。
あきらめて西宮の沢側へ回り、路肩駐車。高速道路のフェンス点検路から北電の送電線点検路へ。
笹藪は広く伐開され、踏み跡も確か、草や蔓が元気だが、さほどの支障なし。
ところが、斜度が上がると大きな石がゴロゴロ。
ストックが突き抜けて、草と蔓の下に隠れた岩の隙間に足を踏みぬけば怪我。一歩々々慎重に足を運ぶ。
太陽が照りつけ、汗が出て、虫が元気に飛び回り。
大小の蜂が入れ替わりに偵察飛行で旋回。常に2、3匹はいる。刺激を加えぬよう注意。
振り返ると眼下には西区の街並。遠くには、暑寒別、樺戸、大雪の山々。

高度を上げるにつれ、傾斜はどんどんきつくなるが、
北電の踏み跡は小さくジグを切り、忠実にトレースすれば、確実に登っていける。
尾根上の鉄塔まで上がり、次は藪漕ぎ。鉄塔周囲の笹薮は背が高く手強そう。
でも、細くて、ストックで押すと抵抗は意外に弱い。
すぐに樹林下に入って、笹の背は低く見通しが効き、密度も薄くなる。
藪を掻き分け、緩い登りの先に小ピーク。だが頂上に三角点はない。
GPSの方向へ尾根を下って、三角点標石は下草に埋もれてあり。
傍らには白い標識の木杭。近くの白樺の枝の上には目印の材木もありました。

下りは西野方面へ偵察。こちらのほうが、樹木の木陰道で快適そう。きつい傾斜は僅か。
だが、平坦地に下っても、連絡路がなかなか現れない。鹿道に迷い込む始末。
沢を越えるアップダウンを3度繰り返して荒れた点検路を見つけ、早速入り込み東へ。
この道手入れは悪く、常用のものではなかった。でもそのまま前進。
結果、尾根の裾を相当な距離東へ巻いて、西宮の沢へ戻る道。
予想外にも、駐車場所の近くに出て、舗装路上歩行は短距離でした。

出発7:15 尾根上8:10 三角点8:25 尾根上8:40 連絡路跡出口9:45 帰着10:00

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