神威岳(定山渓)の記録    110724


神威岳の一般ルート(百松沢川の谷から南尾根)を往復しました。

まずは林道歩きで百松沢川の谷へ向かう。
晴れ上がった空に太陽が照りつけて、林道は乾ききった状態。
道は木陰が多く、朝のうちなら汗をかく程度で歩行は順調。
ダム湖にさしかかり、湖面は穏やか。水鳥の立てる波がはっきり見える。
百松沢川の谷の入口は狭く、道は断崖の下。
掘削跡からの落石が散乱し、一般車両乗り入れ禁止措置の元凶でしょう。

イタドリの林?斜面の脇に「神威岳」の道標が出てきて、林道をショートカットする山道へ。
前半は、手入れがなく草が繁茂し酷い状態。
道に泥たまりも残っている。それでも好天に恵まれ、非防水靴で何とか通過可能。
後半は、裏から車が入り込めるようで、草刈が行き届き、草丈は低く快適。

林道に戻ってこちらは百松沢林道の支線。
切り通しの場所が多く、木陰もあって、見た目涼やか、多分実際も気温は低いはず。
林道終点の先、沢に入り込むように、登山口の標識。
この沢はつい渡ってしまったが、渡ってはいけない。
流れの脇の細い足掛かりを辿れば登山道へ接続。
登山道も林道に引き続き、神威岳へ突き上げる沢に沿ったルート。
ロープ場のある枝沢の渡渉が一回。その後、間もなく尾根道へ切り替わり。

尾根道に入って、最初は人工林、下草も笹も疎らで、暑苦しくない。
ジグと斜面が多く、尾根上直登は僅か、序々に自然林に移行。
登りが終わって、休み処、谷の向うに堂々たる山頂を眺望。
この先しばらくは、谷源頭を囲む壁の上についた、アップダウンの緩い道
ただ、倒木の被害で歩き難くなった場所があちこちに残る。
最後の登りの手前が「巌望台」。
笹藪が密集ながら登山道が壁の縁にあるため、谷から山頂の眺望良好な場所。

頂上直下、最後の登りにかかって、斜度と険しさのある、純正の登山道。
時折、藤野から空沼にかけての山並が見晴らせる。
山頂へは、ロープのある岩面を越し、一旦岩峰の後に回りこんでから。
下から見える険しい姿からは思いもつかない平凡なジグの道をたどれば頂上。
頂上の広場は収容人員10〜20程度。
潅木に囲まれ、崖の上の実感が薄いが、下から見上げた姿を忘れてはいけない。油断禁物。
見晴らしは最高。百松南峰、樺戸山地、札幌中心部、藻岩山。砥石山、空沼岳、藤野の山、札幌岳など。
帰路は雲が出てきて、予想したほどの気温上昇もなく下山できました。

出発7:30 ショートカット山道7:50 林道再会8:10 登山道入口8:25 渡渉8:50 巌望台9:55 山頂10:20 帰着13:30

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