長尾山の記録    110417


豊羽から無意根山へ登る途中、千尺高地から東にちょっと立ち寄るのが良さそうな山です。
でも今回はその反対側。薄別から林道を歩き、長尾山の東に伸びる尾根に取付いて、長い尾根歩きの末に登りました。

風が強く、昨夜から降った雪が吹き晒されて、重めの粉雪が林道の春の固雪の上に薄っすら。
気温が低く、つぼ足で大丈夫だろうと歩き出し。
春の雪解けにつき小川の水流は増水。道の左△小川峯からの沢水も勢いがある。
固雪ながら、つぼ足では時折ズブリと埋まる。また、粉雪が吹き溜まってラッセルとなる場面も。
宝来沼まで頑張ったが、ここでカンジキ装着。
気温が上昇でカンジキに雪が付着し、足元が重くなるデメリットがあるが、やはりこちらが楽。

宝来小屋の東にある、大きな沢の手前東脇から斜面取付き。
沢の東脇は地形が複雑に入り組んでいる。斜面の広がりだったり、小尾根だったり。
途中にはブル道跡も見受けられ。ひたすら高度を稼ぐ。本日一番の汗のかきどころ。
ここを登り詰め、小さなピークを乗り越すと、後は極楽尾根歩きが待っている。
沢の谷の向こうには、枝を透かして白く大きな無意根山が良く見える。
一方、目指す長尾山は、角度的にほとんど見えない。
下山途中に、僅かに頭を出している貴重なシャッターポイントを見つけ、パチリ。でもピンボケ。

長尾山の東に伸びる尾根の稜線に上がると、台地状態。混交の自然林で木立が疎ら。
見通しが開け、斜度は平地的で、景色を楽しみながらの、雪上散策が可能。
これが延々と続く。
長尾山が目の前に出現するのは標高1050mあたりから。前方に、枯れ枝を透かして。
近づくと、北東斜面の荒々しさが目立ち、山の姿は厳しそうに見える。
一方、南東斜面は真っ白な雪原。斜度的に雪崩斜面とは思えないが不気味。
その2面に挟まれて、一筋の木立の列が台地へと上っている。グーグルアースのとおり!!!

木立に沿って最後の登り。最善の安全ルート。多少ラッセルとなるが足首程度、苦にならない。
木立が切れてから台地までは僅かの距離で斜度も簡単に雪崩そうもない程度。
雪原斜面を台地に上がって、羊蹄山とニセコ連峰が目に飛び込んでくる。
視界を遮る木がほとんど無く、360度のパノラマ風景の中、広い台地を歩いて山頂へ。
風の強いせいか、山頂部分だけ、ダケカンバとハイ松が露出しておりました。

出発7:35 林道から斜面9:25 斜面から稜線10:20 山頂11:05 林道12:30 帰着14:00
長尾山の雪景色風景・展望写真

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