百松沢山(左股沢)の記録    110212


百松沢山へは、以前は源八の沢コース、今は宮城の沢コースが一般的。
その他、05年晩秋に常次沢を870mまで、09年早春には滝の沢・貂の沢から南峰までを山歩き。
今回は左股沢の林道から登りました。

西野の福井えん堤の奥、採石場のゲートは開放。本日は土曜日営業でダンプ往来あり。
手前の除雪車が雪を寄せた隙間に、路上駐車。
土手を上がって、グランドへ。スノーモービルの練習場。
この先、左股沢の林道は延々とスノーモービルランドの山中コース。路面は固い。
本日は山スキー、靴は固い兼用靴。この重くて固い靴で、スキーを引きながらの歩行。
おかげで、足の小指の付け根が損傷。「内反小趾」になってしまった。
長時間のスキー靴歩行は足を傷めます。長靴で歩くべき、要注意。

展望標識 送電線路の伐開斜面

後悔しつつの歩きで、やっと、スノーモービルコース終点。
送電線路が尾根に登る伐開斜面の手前にUターン出来る広場。標高580m。
伐開斜面に出ると、開かれた空間。スノーモービルランドで設置した展望標識。藻岩山と市街地の展望
ここから、送電鉄塔横切り、林間斜面の登りへ。
立木はいくらか密だが、林床の灌木が少なく、急斜面だが、登り難くはない。
快晴の空は青。見る方向により、水色から群青色に変化。雪面と樹木の冠雪の白が鮮やか。
汗をかき、ジグを切って、標高差130mの斜面登り。標高710mの台地へ。

右の雪面の上端の雪庇

台地の先はまた壁、左には大きく開けた急斜面の雪原。林道から目立つ二つの雪面のうちの右。
その右の林間に取付き、斜面の登り、斜度はやはりきつく、汗をかきつつのジグ。
尾根稜線に近づいて、目の前に雪庇。でも丸くて、林の中、直下にも樹木。
雪庇は波をうっており、樹木のそばで、波の低いところを楽々と通過可能。870mピークの稜線へ。
稜線を雪原の上に出て、藻岩山、砥石山、市街地南部の展望。 稜線歩きは雪庇の上なので、すぐに北西斜面トラバースへ。
北西斜面は、灌木が多く、斜度もそれなりに急で歩き難い。
もう少し高い標高のコース取りが良かった。結果論。

コルに着き一息、目の前の壁は大木が多い自然林。
雪面はパウダーで先行者無く、シュプールはゼロ。
絶好のゲレンデ斜面。の脇を、ジグで30m登り。
登り切ると、多少密な林間コースで緩いピーク越え。標高は900m。
林間を抜け、目の前に最後の壁。
標高が上がって、気温が低いためか樹木には冠雪が絡まる。いい被写体。
ジグの登りは60m。本日前半の無理がたたり、疲労の蓄積で呼吸が荒く、最後の頑張り。
傾斜が緩くなり、歩きに余裕が出てきて、手稲平和霊園からのスキーのシュプールに合流。

樹氷 烏帽子岳 百松沢山南峰

頂上稜線に上がって、木々の枝先には樹氷がキラキラ。
展望は一気に開け、手稲山、石狩湾、樺戸山地、札幌市街地、藻岩山、砥石山、支笏周辺の山、空沼岳、札幌岳。
奥まで進んで、南峰の右には烏帽子岳、天狗岳、白井岳。
先行の単独者は南峰へ登っている。さらにもう一人、カンジキの単独者が山頂通過。
カンジキでも、浮いており。歩行に問題はなさそう。
下りではさらに手稲平和霊園側から単独者2人に交差。
なお下りでは、スキー靴の切り替え機構不調、固定が効かず足元がグラつき、滑降が楽しめない。
スキー靴の選択を再度後悔。
下りではスノーモービルとの交差3回。先頭はインストラクターなのでその意味安心。
とはいえ、慎重な下りが必要な、交通事故要注意のコースです。

出発7:55 林道終点9:35 稜線10:30 860m壁11:15 山頂12:05 下山12:35 林道終点13:35 帰着14:25
百松沢山(左股沢)雪景色風景写真

山を歩こう        市内の山歩の記録       道内の山歩の記録       報告へ
札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間        札幌百山歩 inserted by FC2 system