夕日の沢川の林道の記録   100926

豊平峡温泉横から山中に入り、夕日の沢川の谷に渡り込む林道。
奥夕日岳の反射板の保守管理ルートとの兼ね合いが気になり歩いてみました。

ゲートは林道に入って500m奥に。その手前100mの路肩に駐車。
歩き始めてすぐ、林道が切り返す地点、広場の奥にトンネル入口らしき建物。
その先の路面も整備良好。気温が低く、小雨ながらも快適な歩き。
進んで行く先は国道方向、やがて、車両通行の音が聞こえてくる。
無線鉄塔が出現。北海道開発局のもの。「冷水越」の文字。
この先の路面は、路盤しっかりも、放置され草が繁茂。

道は尾根を回り込んで、夕日の沢川の谷に入り込み。
自然林(放置林)と人工林の混在状態の斜面を延々のトラバース。
行きついた先林道終点は地図通り。
終点広場横にブル道の跡が、谷底に向かって下がっている。
ブル道跡は、しばらく沢に沿って、谷底を遡り。
そのうち鹿道に変化しつつ小さな釜場まで。

蝦夷鹿(エゾシカ)のぬた場

鹿道は釜場の横の土手を登っており、林間の藪の中で薄くなる。
あちこち、捜しつつ上ってみると、ブル道跡に遭遇。
丁度沢地形の場所で、地面を掘り返した大きな水たまり。
周囲は鹿の痕跡多数、熊の糞は1ヶ所のみ。多分、鹿の泥浴び場所。
ネットで調べると、体についたダニやノミを取り除くために泥浴びをする「ぬた場」。
草に埋もれたブル道跡を上流方向へ。
この道跡は奥夕日岳直下の谷まで続いていた。

ブル道跡が途切れ、先を見渡して、前進は藪が厳しそう。
一方、上の斜面は人工林。笹、下草の藪は薄い。鹿道もある。
斜度は急だが、過去には伐採や植林の方々が登っている。
ということで、斜面に取付き。登ってみる。
ズリ落ちそうになるところを、笹、灌木を掴んで身体を持ち上げ前進。
人工林から自然林となるが、汗をかきつつ、何とか標高差100mを稼ぐ。

ここで、目の上に岩塔が登場。切り立って、とても登れるものではない。
下山後グ-グルアースで見ると、南西尾根に連なって一群あり。
脇の急斜面を登ってみたが、地面が薄く、力を懸けると、木の根ごとはがれ落ちそう。
無理は禁物と、一休み。見渡すと、木の枝を透かして、札幌岳、五明山を確認。
遠く無意根山は雲の中ながら、その横に中岳も見え、本日はここまで。
笹や木の枝をロープ代りに掴み、慎重に急斜面を下りました。

出発8:05 林道終点8:50 ブル道から斜面9:30 岩塔10:10 斜面からブル道10:45 林道終点11:25 帰着12:10

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