「鐘の丘」の記録    100613

手稲山から奥手稲手稲山に連なる稜線上の961mピーク。99年2月に通過の際、鎮魂の鐘があった。
ピーク名不詳につき、ニックネーム「鐘の丘」として記述。
無雪期に訪れたく、手稲金山からほ星置川沿いの林道を歩き、その先のブル道の存在を期待。
林道から作業道に入りこみ、南方向へ前進、藪に埋もれ、ブル道もなく撤退しました。

手稲金山の砕石場は日曜日につき営業休止。場内を通過して林道入口へ。「夏山ガイド」の奥手稲山登山口。
林道脇には伐採作業の土場と重機。今年は大々的に切り出す様子。
奥手稲山の分岐を通過して林道路面は整備程度が低下。ただ、防水の効かない登山靴でも問題なし。
問題は蚊。群れをなしてまとわりつき、服に止まって刺してくる。
数が多すぎて、防虫液、着衣でも防ぎきれない。800m高度まで延々と継続。

道は星置川の橋を渡り、登り勾配がきつくなって、高度を稼ぎ林道終点の広場まで。
ここからは、ウッドチップを敷きつめた細い道で尾根を上がっている。
足で登るのも厳しい急傾斜だがタイヤの跡あり。オフロードバイクの技能鍛錬場所でしょう。
ここが本日一番の汗かき所、気温が上がり、蚊がまとわりつき、ペースダウン。
登り切ると緩斜面が広がり、笹が消え、林床の背の低い植物が広がり、周囲環境は林間の遊歩道に近い。
ただし、手入れは無いに等しい。
春から夏への花を楽しみつつ、蚊を払いつつ進んで、杭で通行止めの場所。ここからは完全廃道。

藪化が進行し、灌木、笹藪、倒木が行く手を妨害。
でも、道は明確で見失う場面はなく、通過困難な場所もない。汗をかかずで、虫がいなければ、さほどの所ではない。
途中、三叉路が2箇所、いずれも進行方向は右。
最後、枝沢の白い残雪が見えてきて最終盤。沢水というより、路面の流水を踏む感じで開けた林道に。

ここからは普通に整備良好の林道。急斜面トラバースの道につき、展望が開け、尾根の向こうに余市岳。
残雪の作る模様が遠くからでも鮮やか。
一方で、こちらの林道脇にも残雪があちらこちら。それを乗り越えるタイヤ跡もあり。太さからはトラックかバギー車。
ここまで来ると蚊が消滅、夜の冷え込みのおかげか。風通りも良くなり快適な歩行。

前回 確認してあった作業道分岐に到着。この作業道に入り込み。ほぼ真南に向う。
道は目指す「鐘の丘」の西400mくらいの土場まで。この先は廃道になっている。
東方向は背の高い笹藪に埋もれ侵入困難。それではと廃道に入りさらに南へ。
廃道は笹や灌木が覆い被さるも路面への侵入は背の低い草だけ。除々に高度を下げ、発寒川方向へ向かっている。
300 m歩いて枝沢を通過。さらに100mで緩い尾根地形にさしかかり、本格的な下りになっている場所。ここから藪探査。
尾根に沿うように登りのブル道の痕跡あり。灌木が茂っているが、押し倒しての前進は出来そう。
20mほど登って、本日はここまで、あとはまたの楽しみに残しておきます。

下りは蚊の猛攻撃を避け、奥手稲コースを下ることに。
林道まで戻り左折、奥手稲山東峰920mピークへ。北側林道脇の日陰の残雪の上で昼食タイム。
ゆっくりしていると、こんな所まで蚊が2、3匹。蚊取線香が必要な季節が到来しました。

出発7:50 林道終点8:40 廃道から林道9:35 林道から作業道10:15 作業道から林道11:05 奥手稲山東峰11:20 下山11:40 帰着14:00

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