三角点「岩山」の記録    100418


△東中山 から下って、本日の最終目標△岩山へ。
まずは、雪原を下って、広い平地状の尾根、ダケカンバの林の中へ。
しばらく進んで、スノーモービル走行跡に再会、進行方向は同じく△岩山方面。
ダケカンバの中、広い尾根。緩やかな下り。
時折木立が途切れ、目指すピークを確認。見た目、遠いが時間的にはまだ11時前、一歩一歩前進。
一旦、下りきったあたりで湿地らしき風景。エゾ松トド松の囲まれた雪原にアカエゾ松の低木が点々。
夏に訪れてみたい所だが、それは到底不可能で、想像を膨らませつつ通過。

標高952ピーク手前で、時間を稼ごうと右のトラバースへ。これが失敗。
谷地形の切れ込みが入り、緩いのだが、歩くスキーではそれでもつらい。
カンジキの方々がスイスイ通過を横目にジグを切ったり、斜滑降で下ったり。
帰路は標高930mの等高線に沿ったルートを取り、すんなり通過。

頂上直下はダケカンバが僅かで雪原状態、その雪を破ってハイマツがパラパラと頭を出してきている。
頂上稜線のハイマツはもっと露出。春の気配。
頂上には小さな岩峰のような高まり。灌木に囲まれ、左右が雪庇で、頂上の雰囲気。
東側は切り立って、雪庇には亀裂が2本、粉雪の時期に雪庇を踏み抜けば、相当に危険。
夏に雪庇が解け落ちれば、この岩が目立って、「岩山」の名前通りになるのかと想像。

展望は360度。特に豊平川を挟んで、札幌岳、狭薄山、空沼岳、漁岳、小漁岳、フレ岳、丹鳴山の連なりが圧巻。 振り返ると、ここまで歩いてきた東中山と幌滝山が一望。
そのむこう、アンテナ群の蓬莱山はるか彼方で、ここまでよくぞ歩いてきた。感激半分。
あそこまで、帰る距離を思うと、うんざり半分。

帰路に、東中山と幌滝山のコルに目立つ岩峰に立ち寄り。
登ったのは二人。私は迫力の姿を撮影出来ただけで満足。ここまであっけないくらい順調。
幌滝山を過ぎたあたりで小雪がぱらつき。蓬莱山手前で降雪が強くなる。春の気分を削がれて不快。
蓬莱山管理道路の下りに雪はますますうっとおしく、やっとの思いの帰着でした。

出発7:55 蓬莱山8:25 幌滝山9:15 東中山10:00 岩山11:05 帰着14:00

札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき

東中山と幌滝山のコルの岩峰

樹上に育った幼木 自然の盆栽

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