△東中山と幌滝山の記録    100418

札幌市と伊達市の境界にある山。中山峠から南へ歩き、登りました。
中山峠駐車場の脇、写真美術館の前を通る無線施設管理道路を除雪終点まで。
以前あった建物は無くなり、ロータリーとオイルタンクが残存。ここに駐車。
出発準備中にスノーモービルの車両到着。下山時には7台に増加。

まだまた積雪がたっぷりの管理道路を蓬莱山へ。無線施設用配電線が目印で道は明解。
本日はただ一人歩くスキー、他の方はカンジキ。
スノーモービルが踏み固めたせいか雪面は固く、傾斜があるとあぶなっかしい。
薄っすらと新雪が覆っているのが多少の救い。
第一リフトのさしかかり、音楽が聞こえてくる。営業開始の準備中。
ここから第二リフトまでが、歩くスキーにとっては、本日一番の厳しい登り。直登不可能でジグ。
第二リフト終点の周囲に各種無線施設。蓬莱山の山頂。展望は喜茂別岳くらい、その先は雲の中。

緩く広い尾根、ダケカンバの林の中を南進。
緩い下り傾斜で歩きは順調。傾斜の強い場所はへっぴり腰で滑降。直滑降では怖くて斜滑降の傾斜もあり。
ダケカンバ大木の散在場所、若木の群落、伐開の雪原などで植生にバラエティー。
鞍部ではエゾ松トド松が散開。大木の連なりも。

登りにかかって直進可能な傾斜が多い、ジグを切る場所もあるが、歩くスキーで問題なし。
ここで、スノーモービルの一団が騒音を立てて通過。歩き易いルートの欠点はこれ。
最後、大きく台地状に開けた平坦場所。反射板2基。幌滝山の山頂です。
立木が払われ展望は良好。札幌岳、狭薄山、空沼岳、漁岳、小漁岳、フレ岳、丹鳴山の連なりが圧巻。
その右に大きく見えるのが次の目標の東中山。このストーリー、山行として、上質な舞台展開。
その下、コルには目を引く岩峰がある。帰路に立ち寄り。

幌滝山の下り始めは広い雪原。ここは斜滑降。帰路の登りは直登可能がほとんど。
林間に入って、ダケカンバとエゾ・トド松の混合林。
大木があり、天然の盆栽も見られ、原始林の様相。
△東中山への登りにかかって、頂上北斜面に直接は急傾斜で回避。山頂よりずっと左側へ進行方向。
無理ない登りで稜線まで、山頂が見えて方向転換。林間から雪原歩き。最後は山登りの醍醐味の雪景色。
頂上は細い尾根で北面は切り立っている。スキーを外し、つぼ足で行動。

展望は東から南が良好。幌滝山と同様に、札幌岳から丹鳴山の連なりが圧巻。
次の目標、 △岩山方面 も良く見える。手前の尾根台地の広がりも印象良く、大満足の登頂でした。

出発7:55 蓬莱山8:25 幌滝山9:15 東中山10:00 岩山11:05 帰着14:00

札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき

△東中山

ダケカンバの大木

inserted by FC2 system