三角点「百松沢」の記録    100328


百松沢山の三角点名は「北岳」。「百松沢」の名の三角点は南へ4km離れた別の山域に。
神威岳から南へ延びる尾根上、国道230号線から烏帽子岳・神威岳の眺望を遮る山の一つ。

百松橋を渡った直後の林道分岐に駐車。昨日来の積雪でFF車の運転は大変。
東の神威沢林道へ。カンジキにつき、スノーシューのラッセルの後を付いて最後尾。ラッセルは足首程度。
300mで林道分岐、右へ。標高465m峰の東斜面を登っていく林道。
スノーシューの登高は順調、なかなか追いつけない。
天気予報に反し、青空が鮮やか、春の日射しに降りたての白い雪が映える。
振り返ると、国道の南側の山並が迫力。三角点「一ノ沢」から北に延びる尾根。

林道終点の小さな広場に到着。先に延びるブル道の痕跡あるが、稜線を目指し斜面に取付き。
すぐに、別のブル道に遭遇。南へ戻っているが取り敢えず登ってみる。
この道、幸運なことに稜線に繋がっていた。事前検討で、コンタ相手に頭を悩ましたが、お陰様で難無くクリア。

この後は稜線歩きで北へ、地形図で見るよりは細尾根、東側は雪庇状の切り落ち。
歩きにくいけれど、兎に角、木立の中の歩きを心掛け、雪庇の作る歩き易そうな開けた道には近づかない。
細尾根のおかげで、左右には枯枝を透かしての展望。定天・無意根・空沼・野牛・白旗・藤野の山と国道。

尾根は標高460mあたりで斜面にぶつかる。
この場所にブル道の終点。斜面を北方向に下っている。麓の林道とどう繋がっているか気になるところ。
ここからは広い斜面登り、斜度はきつめ、ラッセル付きながら、それほど厳しい登りではない。
雪面が大きく波を打ち、階段状に固化。左右に動き、段差の小さいところを狙ってトレース。

やがて尾根は細くなり雪庇も再登場。特に最後の登りはきつい。急斜度と右側に雪庇。
登り切って、小さな広場と好展望。でもこれはニセピーク。
三角点はこの先、細尾根を前進。ここで本日最難関。
ちょうど、両側が切り立った場所に倒木が束になって、デンと通せんぼ。これには参った。
でもそのうち一番大きい倒木が劣化進行、力を加えると枝が折れる。何とか、体をすり抜ける空間を確保。
てんやわんやのうちに三角点到着。ちょっとした広場。砥石・白旗・野牛・空沼・藤野の山と国道の展望。
測量の痕跡の材木もちゃんと残ってありました。


出発7:50 林道終点8:35 細尾根から斜面9:10 三角点10:15 下山10:35 林道終点11:25 帰着 11:55

本日の温泉は「湯元小金湯温泉」。新装以来初めての利用。
「広報さっぽろ2月号」に掲載されていた、定山渓温泉キャンペーンの割引券を使って500円。
混雑の割に無料休憩場所が狭く、登山の帰りに汗を流すのは不向き。
御食事処でゆったり休憩が優遇された間取りになっていました。

三角点「百松沢」の雪景色
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき

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