兜岩の記録    100103


簾舞にある空沼岳登山口の右手にそびえ立っている立派な岩峰が「兜岩」。
深雪に阻まれて、撤退いたしました。

昨日の道内は、空の便に欠航が出るなど大荒れ。
荒れたとはいえ、市街地はみぞれで重い雪。これなら林道歩きはカンジキで充分と手前勝手な予想。
この期待に反し、除雪終点(最終民家)の雪質は粉雪で深い。
林道入口を目指し、カンジキのラッセルで一歩一歩ゆっくり。
スノーシューに交代してスピードアップ。それでも大幅に時間消費。
林道入口のゲート通過。枝を透かして兜岩が見えてくる。

すぐに「学びの森林」のモニュメント広場。視界が広がり。兜岩の全貌が見て取れる。
とても正面から登れるものではない。裏に回るための渡渉点目指し、ラッセル継続。
広場では簾舞川から高く離れていた林道ですが、除々に間を詰め、川の流れが間近に。
目の前に立派なラッセル跡が出現、鹿が川から上がって、また下がっている。
丁度、兜岩の南を流れ落ちる沢と簾舞川の合流点。ここも通過。

目指す渡渉点は兜岩の南にある610m峰から北東に伸びる尾根の末端。
この地点、川の流れが分流。岩の上に厚い雪で、なんとか無事通過。
川岸の段差もそれなりに登れ、尾根斜面に取り付き。
この斜面登るにつれ斜度が急に。雪は深い粉雪。踏みつけを繰り返すとずり落ちて、地面が露出。足掛かりが出来ない。
ここまでの時間の消費量からいって、ここで撤退が正解との結論。

鹿のラッセル跡 鹿のラッセル跡

帰り道では、スノーシューに付いていくのがカンジキではちょっときつい。
最後尾で大きく離され、道具選択のミス。
鹿の渡渉点まで戻って、ラッセル跡を偵察。
彼らは沢を通路に使いラッセルを省エネしていることが分かる。沢の流れを上下して餌を探しているらしい。
渡った先は兜岩の南の沢の谷で、木立の多さが見てとれる。とりあえずは歩けそうな谷です。


除雪終点出発7:45 林道入口8:15 学びの森8:35 渡渉点9:25 尾根斜面撤退10:15 沢の谷10:40 帰着1135
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兜岩 正面


兜岩 側面

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