手稲ロイヤル病院の先、宮町浄水場の手前を右へ。採石場への道。ゲート手前に路肩駐車。
休日につき、採石場の中を通って、林道入口へ。操業中なら、多分危なくて歩けない。粉塵も浴びそう。
採石場の奥、目立たないところに林道ゲート。その横に後志支庁の「星置川水源流域広域保全事業」の大看板。
この事業により林道整備状況は良好。泥たまりは1ヵ所だけ、しかも2、3歩。
周囲は人工林が優勢、道端の花はノコンギク、エゾゴマナ、エゾトリカブト、ヨツバヒヨドリなど。
それ以上に外来種がおおいにはびこり。ルドベキア、セイタカアワダチソウ、コウリンタンポポなど。
銭函天狗岳方面林道分岐を通過して、すぐ次が奥手稲山方面林道分岐。ルドベキアの黄色が乱舞で見事。
分岐の先はジグザグの登り、林道につき、斜度はそれほどきつくない。
登りきって一旦地図上の台地。実感は緩い斜面の、トラバース路。疎林で下生えは密な笹藪・灌木。
地図には荒地マークあるも、視界を遮られ、それらしき場所は見つけられない。
またジグザグの登りになり、登り切ると右手に岩場の法面の道。地図にも崖マーク。
ここで、道端に蛇。ストックで草を掻き分けるとスルスルと逃亡。本日好天気につき路面で日光浴か。
岩場に特有の草花もしっかり根付いている。ただし、前回に比べ激減。持去りの疑惑。
すぐに林道分岐、銭函天狗岳方面林道と接続する道。その後は斜面トラバースで直線的な道が延々と。
このあたりから木の枝を透かして展望が開け、石狩湾、手稲山など見えてくる。
後方かえらエンジン音、オフロードスタイルのバイク2台。
静けさが戻って、見たこともない蝶が路面に。白い採石砂利道に黒い羽で目立つ。
カメラを向け近づくと、先導するように逃げて行く。ネットで調べるとキベリタテハ。
856mピーク手前のコルに土場跡のような広場。ライダーが休憩中、挨拶と情報交換。
よく見ると土場跡の奥、西方向に新しそうな林道(ブル道)路面は土むき出し。ちょっと気になるところ。
ここまで来れば奥手稲山ピークはすぐ。道は本峰の北東斜面をトラバース。東峰(920mピーク)とのコルへ。
通行量が少ないのか、路面に草が生え、周囲の蕗が元気、道の周囲にはトンボの群れ。
見上げると頂上付近には岩峰。その周囲の木の葉ではもう紅葉が始まっている。
驚かされたのは路上にエゾオコジョの死骸。初めて見る姿。札幌市内の林道脇にも生息していることを実感。
最後の登りは緩やかで直線的。で、西方向の展望、丁度、白井岳と余市岳。石狩湾は木の枝を透かして。
足元には相当に古いヒグマのフンがあちこち、若葉の季節に食糧調達に来ているのか。繊維質だけになって乾いている。
登りきって、東峰(920mピーク)。地形は峠の印象。砂利が敷いてある広場があり休憩に最適。
南方向への下り道を偵察すると百松・烏帽子の展望。右手にうっすらと札幌岳、左は空沼か。
木立越しに手稲山のアンテナ群もはっきり、その手前のピークに縦横のブル道を発見。行ってみたくなる斜面でした。