椿山(△山椿)の記録    090720


中山峠の1km札幌側にある林道入口には「緑の回廊の」大看板があります。
ここが「奥定山渓林道」の入口。林道を南へ歩いて、三角点[山椿]727.21mを目指しました。
なお、林道標識から読み解くと、森林管理署ではこの山を「椿山」としている模様。

昨日は大雨、本日は一転、青空の好天気。日焼止めを塗り、防虫網を被って出発。
路面の整備良好。豊平川上流の広大な国有林を管理するメインの林道とあれば当然。
周囲の森林は自然林に近い雰囲気。「露骨に人工林」という景色は稀。
でも、路傍にはコウリンタンポポ、クローバーなど外来種が進入。
在来のフキ、ウツボグサなどは頑張ってはおり、花盛りはハナニガナとシロバナニガナ。
背の高いところでチシマアザミとヤマブキショウマ。オニシモツケとエゾノシモツケソウ。
ひっそりとベニバナイチヤクソウ、ヤマオダマキも発見。

この林道。ブル道がところどころ開かれているが、正式な林道分岐には標識がしっかり付いている。
まずは「駅逓沢林道」左側へ分岐。駅逓沢川の谷に入るだいぶ手前。
谷の頭を越して、次の左分岐が「北椿山」。椿山の北側裾を巻いているものと推理。
このあたりからクマのフンがところどころ。雨に洗われており本日のものはなし。
きつい刺激で、緊張。延々の林道歩きながら飽きの来る精神状態にはなれない。
水たまりなど土の軟らかな路面にはエゾシカの足跡。こちらは新しい。
札幌岳〜狭薄山の展望が開けた場所があり、ここで一息。

地図で728mの記入のあるところに来て、左側にやっと「椿山林道」が出現。そちらへ。
すぐに材木が山積みの土場。伐採直後の気配。
ここから三角点方向、左奥へ入り込んでいる道は「中山5号」
この道、伐採作業の直後らしく、数ヶ所に鉄板が敷いてある。ブルの入り込んだ跡も左右あちこち。
期待しつつ、GPSを頼りに足を速め、三角点の近辺、曲がり角まで。
幸運にも、このあたりにも伐採のブル踏み跡がついている。
何本かあるうち、戻って一番踏まれたところに入り込み。

あとは、ブルの踏み跡を伝って接近。最後、藪漕ぎは20mでGPS上での三角点。
ぽっかり木がなく背の高い笹薮の広場。かつて測量作業が行われた雰囲気あり。
藪を掻き分けながら、標石を探しましたが発見できず。そこは残念。
おおむね満足で下山としました。


出発7:30 北椿山分岐8:15 奥定山渓林道から椿山林道9:10 椿山(△山椿)9:40
椿山林道から奥定山渓林道10:20 北椿山分岐11:10 ゲート帰着12:00

林道より狭薄山

札幌岳と狭薄山

空沼岳


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