△片岩の記録    090712


札幌岳から西に伸びる台地状の尾根が、細くなり定山湖に切れ落ちる手前の三角点ピーク。
豊平峡側からの林道コースを偵察いたしました。

豊平峡ダムへの道は排気ガス対策で電気バス専用。その乗り場前の駐車場へ。
まだ朝早く、閑散としているだろうと思っていたら、人が溢れて大賑わい。
何事かと驚きましたが、大きなイベントにカチ遭ってしまった。
「北海道森林スポーツフェスタ2009in定山渓」
森林マラソン、森林浴ウォーク、ノルディックウォーキング、マウンテンバイクツーリング
寂しい林道歩きだろうの予想は大外れ。

まずは電気バスの運行区間。バス代片道300円を節約で歩く。ほとんどはトンネルの中。
虫がいなくて、涼しくて快適。半袖で快調。
2つのトンネルの間に沢が1本、滝の沢川。橋から見える9段の滝は見事。清涼感たっぷり。
ダムサイトに出て、天気良く景色良好。突き当りにダムイサイトミュージアム。
林道入口はその横。標識は無いが、 狭薄沢 の時の「豊平川右岸林道」でしょう。
丁度、大会関係者が準備の時間。500m先にマラソンの折り返しコーンを運搬。
そこから先は一人旅、沢沿いの林道をゆっくり。
気温高く虫の動き活発。たまらず、長袖を着衣、顔の防虫網も装着。
本日、虫への防御に専心で、まともに食われることはなし。
それでも、気温のせいか虫は数が多く元気。軽被害があちらこちら。

沢沿いの林道は草刈りの跡、本日のマウンテンバイクツーリングのため。いつもなら草深い様相。
高度を上げ、ヘアピンカーブの土場。ここからは作業車両通行量増の路面。普段の林道の有様。
車は札幌岳登山口横の林道から来ていると推定。分岐に「ダム連絡線」の標識。
さらに進んで轍の上クマのフン。雨に洗われているので数日前。その後車両は通過していない。
見上げると目前に目指す「片岩」の尾根。落葉樹木の緑が濃く、藪こぎはきつそう。
この後、林道は尾根を西に大きくヘアピンカーブで迂回。
尾根の南側に廻ってから「片岩」に再接近。
そこで、左分岐の林道有り。「片石線」。相当に草深いが道はしっかり。
尾根を乗り越し、北側にまわっている。終点は高度730mで三角点の北350m。
豊平峡からならここから雪上歩きでしょう。

湖岸の林道に戻って、さらに南、次の目当ての「がまの沢林道」分岐へ。
一旦は相当に離れますが林道分岐から左に入り込んで「片岩」に再接近。
尾根斜面が見えてきた頃、目の前に黒い小動物がトコトコ逃げて行く。
姿・動きはどう見ても猫。「この奥深い山中に?」と思ったら右手に土場。
左手「片岩」方面にはブルによる作業跡。伐採と造林でブル道が網目。
それを伝って終点はカラマツ林の中。高度760mで三角点の南350m。尾根斜面はすぐそこ。
定山渓大橋からならこちらを利用することになるでしょう。

帰り道はますます温度上昇。路上の花は外来種がはびこりでうんざり。
コウリンタンポポ、シャスターデージー、クローバー。
おまけに、花粉症の元凶、オーチャードグラス。目への被害は後日に尾を引く結果。
本日の収穫はエゾクガイソウ。10本程度でしたが、足で稼ぐと思わぬスターが待っています。
あと気が付いたところでウシハコベ。いつもなら見過ごしてしまうはず。
そんなこんなで歩いていると、後ろからマウンテンバイクツーリングの先導車。
あとはどんどんマウンテンバイクが追い抜いていきます。
中山峠1km手前から下ってきたとのこと。面白そうなアイデアで、これには同感。
ただし、自宅にあるのはママチャリ。仮に良い自転車があっても運搬手段がなく、実現は不可能です。


出発8:40 林道入口9:10 片岩線分岐10:25 片岩線終点10:35 がまの沢林道分岐11:00 ブル道終点11:25 ダムサイト13:00 帰着13:30

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