万計沼(空沼岳)の記録    09 05 31


本日の天気、曇り時々雨の予報。集合時間になっても小雨は継続。
当初予定空沼岳山頂のところ、雨は止まず、万計沼までで引き返しました。

登山口の渡渉点には丸太3本の橋。低いながらも丸太の手摺付き。
すぐに尾根の登り、濡れた地面に石がゴロゴロ。左手、続いて右手の足下に沢の流れ、雨で増水。
一汗かいて登り切ると、台地上の天然林。笹を刈り分けた道。
春の花があちらこちら。タチツボスミレ・オオタチツボスミレ・スミレサイシン・エンレイソウ・ミヤマエンレイソウ・ツバメオモトなどおなじみの花。
ところどころの大木にはネームプレート、カツラ・ヤチダモ・ウダイカンバ・キハダなど。

小さな池が出てきて、風景に変化。
人工林も通過。ミズバショウの花はこのあたりから出現で、湿潤な場所になると顔を出し続けます。
湿地傾向の地帯を通過して、再び天然林の下の道。
これが登りになって、その先で、沢が作る左手の小さな谷に入り込み。
ひとまたぎ、ふたまたぎが可能の小さな流れを通過。再度右手の尾根へ戻る登り。

尾根の上の登りは台地に復帰。大木の下に笹原を刈り分けた道。
小雨の中を淡々と歩いて、だんだん両側から水音が聞こえてくる。
まず左の沢が見えてくるが、道は右の沢への斜面に入り込み。これが登山口で別れた万計沢川。
この後しばらくは右岸斜面中腹についた道の登り。
足元は石があったり、沁み出した水が落ちていったり。登り方向の斜度もそれなり。

道が沢と同レベルになり渡渉点。
空間が開けて、流れが分散。丸太を束ねて岩石の上に置き並べた構造の橋が2本。
小学生も歩けるよう工夫の配慮。

対岸に渡って、樹木の間が密に、その分、笹の密度が薄くなる。
足元に残雪が所々で高度が上がった実感。
木を敷き並べた道の脇にミズバショウ。倒木の上には厚い苔と苔に根を下ろした幼木や草。あでやかな衣装。
この一帯も湿地帯に近い状態であろうことを推測。
青沼の案内標識。
右手を見るとそれらしき場所が枝を透かして窺えるものの。雨の中、枝を掻き分ける元気はなし。
道はやがて左に戻って万計沢川の左岸。
雪が解けて間もない斜面にシラネアオイの一団。雨のせいか花は半開。足元にはネコノメソウ。

小滝の脇を通って万計沼出口の流れ。丸太の上、石の上を伝って湖岸に。
湖面は雨の作る波紋と対岸の残雪を映し出し。
万計山荘は昨日泊まったストーブの煙の臭いが残る。
雨足は上がらず、真簾沼方面へ向う気分ではなし。

それではと長沼方面林道を歩いてみるが、こちらは面白みなく引き返し。
帰路は北海道大学の万計小屋を偵察。
土台が改修され、利用可能な状態に復活した様子でした。


出発7:40 万計沢川渡渉9:05 万計沼9:30 長沼方面林道9:50 帰着12:05

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