奥夕日岳の記録    09 04 25


札幌岳登山口左横にある冷水沢林道から奥夕日岳756mを目指しました。
登山口駐車場の積雪は10cm程度あと数日で駐車可能に。今回は路上駐車。

林道は除雪が入った形跡があり積雪は全くなし。
脇の斜面も土が出て、春の気配濃厚。
標高630m地点で尾根取り付き。これは、結果間違い。直進方向の谷から地図にない林道が存在。
雪解けで薄くなり心細い様子の林間固雪を踏んで尾根を登るとその林道が出現。
この林道、稜線を乗越して北の谷に下っている。(分岐地点に「小滝沢越林道」の標識:下りに確認)
いい加減のところまで付き合った後、斜面に取り付き、稜線へ戻ると視界が開け、南の谷は伐採跡でブル跡が縦横。
この伐採跡を辿れば楽に登れたのにと、ちょっとがっかり。

稜線はところどころ笹が出ている状態。頼りになるのは、東側に残った雪庇の残骸。
稜線が細いところは藪漕ぎに近い状況で大変。慎重に前進。前途多難でリタイアも覚悟。
712mピークを通過。632mピークへの途中から尾根幅の広い場面が多くなり、極楽尾根歩きをエンジョイ。
標高710mの曲がり角に来て、奥夕日岳の姿が前面に展開。手強そう。
その奥夕日岳南斜面に取り付く手前は、広くなだらかで積雪も安定、歩きやすく、嵐の前の静けさといったところ。

斜度が増してくると雪面がどんどん減少。面から線、線から点というあんばい。
ポツンポツンと点在状態になり、藪漕ぎの急斜面登りでおおいに苦労。
僅かでも雪庇が残っていないかと、針路は左へ左へ。するとピンクテープがペタペタ付いているルートを発見、。
南斜面と西斜面の間の尾根形の境目へ。ピンクテープのかすかな踏み跡は西斜面に。
なるほど、Mさんの予想通り西斜面は笹が薄い。笹藪地獄から脱出で、斜度急ながら救われた感じ。
少々登って、一旦南斜面の雪庇跡の上に出て、頂上の脇。
驚いたのは反射板。思わず「何だこりゃ!」

でも、このおかげで頂上は伐開され、見晴らし最高。
札幌岳、無意根山、余市岳、定天、烏帽子、神威、さっぽろ湖に定山渓の街などなど。
藪漕ぎの苦労が吹っ飛んだひとときでした。
この後少し下って、夕日岳方面を偵察、切れ落ちて断崖のよう。あの時、引き返したのは正解と確認。
丸くて人の頭のようだった岩は、見る位置が変わり、人物像のように見えました。

余市岳、定天、小天狗、定山渓ダム

烏帽子岳、神威岳

三角点「一の沢」と砥石山

札幌岳方面

無意根山方面


出発8:35 冷水沢林道から尾根9:10 伐採現場上端9:30  山頂11:05 下山11:25  伐採現場上端12:40 帰着13:15

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尾根上より藤野方面

尾根上より盤龍山

鹿に食べられたオンコ

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