登山口を通過して林道を直進。すぐの分岐を左の林道、尾根に取り付き。
ジグザグに登って、三叉路。左の林道へ。尾根の中腹を進んで尾根上のコルが終点。
3本目の林道は雪上に出ている潅木の様子から、放置され整備不良が窺える。
反して、天気良好で青空と雪の白さで、景色は良好。
コルの先は急斜面。カンジキ装着。刃がスッと入るザラメ的な固雪。
本日一回目のの汗のかきどころ。でも高低差50m。
ちょっと濃い目の木立の中を登高。景色がどんどん良くなってきます。
登り切って、トド松が多いピーク。この後しばらくは、天気に恵まれ、極楽尾根歩き。
植林跡や抜開跡のダケカンバ若木の密生地など、藪が少なく、枝がうるさくない。
二回目の急斜面は高低差100m。そのうち真に角度急は後半。
この後尾根が細くなり、地図で表現されていないコブ3つ。
雪庇的な大きな雪塊が左手。稜線上に生えている木を目安に右によって前進。
最後、700mピークを越し、下りはトド松の大木の群れ。
大木をくぐって、コルから先が驚きの結末。視界一杯の雪原です。
傾斜が緩く、雪崩斜面ではない。湿原でもなく笹原らしいのですが。
青空の下。山奥にポッカリ開いた真っ白な雪原の空間が見事。この景色は我々が独り占め。
ゆっくりと観賞、写真撮影。そして、めいめい思い思いに、足跡の痕跡もない、まっ平らな雪原を踏みしめて頂上へ。
最後、ピーク直下は斜度急になり、左手に寄り若干のキックステップ。気持ちの良い登頂でした。
頂上には木立あり、三角点の痕跡はなし、木に巻きつけた古いビニールテープが景観を損ね、ちょっと不満。
それでも、東方向の展望は最高のパノラマ。石狩平野の向こうに大雪山系、十勝連峰が浮かび、左手には樺戸山系がくっきり。
右手、イチャンコッペの隣、風不死の裏に樽前の白い斜面が鮮やか。
残念ながら、空沼、恵庭、烏帽子、砥石は枝を透かしての展望。
本日は、雪上ながらに小春日和。気分良く。ちょっと長めに30分の昼食休憩。
下りは一気。でも、林道歩きは長かった。
長い道中に潤いで、キバシリ、ハシブトガラをパチリ。
ダケカンバの幹の白、ハンノキの穂先の赤・バッコヤナギの綿芽の白なども、青空を背景に撮影いたしました。