盤龍山(盤の沢山)の記録    09 02 14


冬の間、豊滝市民の森は盤龍山信行院神社への道と駐車場が除雪されています。
「龍神さんのお水」を汲む方々のためですが、我々が利用しても、幸いクレームは無し。
駐車場の奥、本殿までは一筋の踏み跡。拍手を打って安全祈願。
その先は、カラマツ人工林の雪原をラッセル。
先週来深く積もった雪が昨夜からの雨と暖気で緩み、深さは膝程度なれど重い。皆でラッセル交代。

林道を3本横断して登っていくと、段々と斜度が上がってくる。
終盤の急斜面、藪の濃い困難箇所はスノーシューの方々が、藪木を握るなど、うまくこなして、723mピークへ。
このピーク。地熱があるのか、雪が解けて、緑の地面が露出している場所が。
そういえばすぐ近くには小金湯温泉が。岩盤の隙間から温泉熱はここまで漏れ出ているのか。
ちょっと広いピークを通過すると、目前に本峰が壁のように出現。一瞬ひるまされる。
国道から見上げる以上に、厳しそう。大丈夫なのか。でも、とりあえず、前進。
結果的には、急斜面ながらザイルを取り出すまでではなし。恐怖の場面もなし。

コルの下りはすぐ。しばらくは緩くて広い斜面を淡々とラッセル。斜面は自然林。
斜度は少しずつ上昇で、ジグザグ歩きに。藪は薄く、ルート取りが段々困難に。
時折、木から落下した雪塊がゴロゴロと雪ダルマになった跡は、圧雪されラッセルが楽で、直登。
登って、ニセピーク。肩的に斜面が狭くなった場所。
この先は稜線上の藪歩き。斜度は相変わらず急。
ここまで登ると東斜面は崖同然の斜度であることがわかります。
しかも、高樹齢のエゾ松トド松が自生。雪庇に乗ればいい写真が撮れそう。

交代のラッセルで、やっとのこと稜線の肩に到着。
樹木密生ながら、八剣山方面の景色良好。
ここから先は水平に近い尾根歩き。背の低い木立がやや濃し。
東側崖上には雪庇が発達。見かけは、開けて歩き易そう。でも騙されはしない。
木の生え方に注目しつつの歩きで三角点到着。
三角点は伐開された緩いピーク。横の立ち木の枝先には、測量の時使ったらしき木材が。
見晴らしは悪いものの、達成感をたっぷりいただいた瞬間でした。

下りは723mピークの登りを避け、コルから西斜面をトラバース。これは失敗。
雪がさらに緩くなり、ラッセルが深く。長靴の雪除けの隙間から、雪がどんどん落下。靴下がビショ濡れ。
山菜用に製作されたスパイク長靴は断熱性能なく。熱を奪われ、登り後半から発生していた指先の痛みはさらに激しく。凍傷の予感。
温泉は危険と判断して、早々に帰宅いたしました。


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