東中山・△庚申草の記録    08 04 20

当初計画は中山峠から東中山ということで、札幌側旧国道の入口へ。
道は除雪され、入口ゲートは施錠。全面開通かと思いつつ砂利道を歩きましたが、すぐに除雪終点。
積雪面に上がっても雪は固く締り、つぼ足で順調。天候は晴れ。
左手は斜面が落ちて樹木が少なく、狭薄山・空沼岳の展望良好です。
道はやがて東中山の南側のコルへの登り。このあたりで山頂方向目指し道路から林間へ。
林間もつぼ足快調。本日は最後まで、カンジキを使いませんでした。
斜面はダケカンバの細木が密集気味。根こそぎ乱伐された後、放置された結果ではないでしょうか。

山頂は平坦の先ながら、南側が切り立った笹の急斜面の上。札幌岳〜空沼岳の展望良好。
あたりを探しましたが、三角点は雪の下なのか不明。
時間は8時50分。ここで帰るのはあまりにも早い。でも、持参した地図は東中山だけ。
取りあえず、北方向へ緩い斜面を下り。旧国道へ出てみよう。
ところが、緩い下りの途中で林道(作業道又はブル道)に遭遇。この道に振り回された。

林道を下って、目立つ岩峰のピークを木立を透して確認。幸にもGPSに三角点「庚申草」が入っていた。
目視確認とGPSを頼りにほぼ直進。「庚申草」を目指します。
一旦旧国道を横断、そのまま林間へ。帰ってからの地図検討では庚申草方面林道分岐の相当に南でした。
林間といってもこちらは、平坦地。針葉樹が散在し湿原の様相です。
送電線跡を通過、小川に遭遇。雪解け水で結構な水量。しっかりと雪に埋まっている場所まで遡り。
渡って引き続き直線的に雪上歩き。沢の流れは入り組んでいるが、起伏は浅い。
水面が出ている場所は僅か。水流は水たまり的。笹が密集して雪に押さえ込まれている様子ながら、湿原の雰囲気。
その水の中にはミズバショウの蕾、もうすぐ笹が立ち上がって通行不能、笹藪に囲まれた水たまりで人知れず花が咲く。

登りの傾斜がついてきて、周囲の木立も山地のものに変化。たどり着いた先は岩峰の下。ちょっとした広場。
岩伝いに上って。頂上。切り立って見晴らしはいいがちょっと怖い。
進んで左手に一枚岩。上に人工物。西側に展望が開けて、喜茂別岳〜無意根岳方面が一望。
さらに進んで三角点。こちらは東側、札幌岳方面の展望台。標石も確認できました。
写真撮影の後は、岩峰の下広場に戻って昼食タイム。見晴らし良好。
本日は今金町などで、道内初の夏日を記録したほどのポカポカ陽気。標高900m、雪の上ながら,Tシャツ2枚で寒くない。
ちょっとのんびり。気持ちのいいひとときでした。

帰りは雪上歩きの利点で、ほぼ直線的に南方向、カンジキは履かずに済ませて旧国道。 ここからの30分が長かった。陽射しが強く暑い。顔に塗った日焼け止が汗に溶け目が痛い。ヒートアップしたせいか足が重い。
夏山シーズンが近づいてきました。
帰りは無意根大橋の袂で「庚申草」を確認、迫力あり。見上げて満足。
温泉は定山渓「山水」露天風呂をアベックが事実上占領。内湯で我慢。
バスタオル着用なのだから、男性が入口で番兵役は止めて欲しい。
女性が縦横に動き回らなければ、棲み分けできるはず。


左(喜茂別岳・並河岳・中岳)    中(札幌岳・狭薄山)       右(庚申草)


旧国道入口出発7:50 斜面取付8:25 東中山8:50 沢迂回9:30 沢乗越9:45  庚申草10:40 旧国道12:05 国道帰着12:35

山を歩こう           市内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



inserted by FC2 system