ここから林道へ降りる旧林道コースは昨年調査済み。
気持ちに余裕が出て、周囲を見回し、綿毛の出た春の新芽を発見。
気温は暖かく、雪が軟化、カンジキは埋まり気味。
林道は足跡など人間の痕跡なく、雪の固そうな部分を選って前進。
左手の山が低くなったところで、三菱山と盤渓山のコルと判断し斜面取り付き。
コルに上がり少し進んで小ピーク、測量の標識が残っています。
三菱山方面からの足跡に遭遇、雪面踏み抜きが緩和できるとそれを辿るが、時折ズブリ、雪は軟い。
この後は勾配が緩く、左右は枯れ枝を通して景色が見通し、気持ちのいい尾根歩き。
ここまでなら歩くスキーでも来れそう。
勾配がきつくなって登った先が福井えん堤からの尾根との合流点。
この先、尾根には雪庇が現れ、ルートの傾斜は緩急を繰り返し。稜線歩きとなり、ニセピークも次々と。
盤渓市民の森方向の尾根と合流、足跡が増加、スキーの跡も1本。
最後の傾斜は格段に急、立木の密度は濃く、踏み抜きが多発、ここはがんばり所。
山頂は飛び出る感覚、細い稜線で、札幌市街方面が切れ落ち、絶景が展開。
山奥の低山ながら名前を付けられている理由はこれなのかと感心。市内では屈指の展望台です。
山頂は反対側からの方々が下山した直後で無人。足跡から多人数だったことが判ります。
そちらへ行ってみましたが、成る程、こちらのほうが良さそう。
妙福寺の脇をかすめて山頂南側から回り込むルート。
ただし、妙福寺へのバス利用は真駒内駅発で430円、地下鉄乗り継ぎは効きません。
結論は自家用車で盤渓市民の森駐車場利用がベスト。
下りはさらに気温上昇で雪が軟化、登りで踏み固めた跡でも踏み抜き多発。
こういう、状況でのカンジキはちょっとつらい。
そうはいいつつも、順調に下って林道。
営業中のスキー場を歩くのは、監視員からクレームを受けそうと、スキー場を回避して林道を直進。
下った先は、盤渓リサイクルセンター。構内道路を歩いて、市道へ。
出口には鎖ゲートと私道進入禁止の看板。車での乗り入れは無理でしょう。
市道には歩道がなく、車が走行する脇を脇を歩いてバス停へ。
帰りのバスでは窓から、クマゲラが木を突いているところを発見、人目の多い場所なのに平気なのかと驚きました。
山を歩こう
市内の山歩
札幌山歩(さっぽろさんぽ)
ゆったり山歩で自然と仲間