大倉山・奥三角山の記録    07 04 22 


盤渓から大倉山を目指しました。
雪の状態が読めず、カンジキの用意を迷いましたが、「ゆきんこちゃん」では壊れる可能性大とつぼ足の結論。
私はスパイクピン長靴を選びました
盤渓のバス停からバス通りを戻り方向に登り、左に入った墓地の奥が遊歩道の入口。
墓地の中からもう雪道ですが、木の芽の綿毛は膨らんでいます。

以前車輛通行可能だった遊歩道は、倒木と土砂の堆積でもう車は無理。
春のポカポカ陽気の沢沿いの山歩道は気分爽快ですが、足元は雪が軟化して埋まり気味。
土の出ているところと雪の固そうなところを選って歩きます。
下るにつれ水の流れる道となり、それが切れ、道が乾くとすぐに小別沢です。
大きな遊歩道の案内板があり、その先は農家の敷地脇、作業している方に挨拶して山に入りました。

奥三角山の北斜面はたっぷりと雪が残り、時折足を取られます。
それでも、半分開いた福寿草を発見、これは大きな収穫でした。
斜面トラバース終了地点でOさんから奥三角山直登の提案がありました。
急斜面であり、初心者がおりましたが、潅木の繁った軟雪斜面では大丈夫と登りました。

頂上に雪は無く、春の陽気が感じられ、小休止。
差し入れを頂いてピクニック気分です。
頂上には「よこして山」なる標識がありました。
後から合流の単独登山者はこの名は土地所有者の関係だろうとのこと。
Mさんから能の「シテ」(主役)ではないかとの発言。 推理のネタが提供されました。

下りは危険を避け夏道を大きく下り、途中から元の道へ戻って大倉山へ向いました。
奥三角山直登のパーティに会い、最近の文献掲載のせいでしょうか、このコースの人気上昇が窺えます。
小別沢トンネル直上からは、新装なった道路関連構造物が良く見えます。
駐車場とトンネル上への階段もありましたが、遊歩道とは繋がっていないようです。
ここで、今年初めてのエゾノエンゴサク1輪に会いました。
この先は南斜面で雪はなし、土が温まって、熱気が感じられるほどです。

大倉山ではジャンプ施設2階展望台を見学。
心配した大倉山の下りは、手摺付きの階段で拍子抜けでした。
本日お楽しみのクリスタルハウス、ラム定食はみなさん満足。
店内はおしゃれで、夜景を楽しむ仕掛けがあり、山登りスタイルとはミスマッチかな。
でも、入店時は登山者のほうが多いくらい。(すぐ逆転して少数派になりましたが)

お腹がいっぱいになって、次は荒井山。
タクシー駐車場の脇をちょっと登れば山頂です。
下りの一部に山中の雰囲気の部分がありますが、この山はあくまで遊歩道。

道路に出てから神社山を目指す方々と別れ、円山公園駅へ。
途中動物園の横から円山の裾の遊歩道へ、桂の大木で女性がウォッチングしています。
見るとシマリスが複数チョロチョロしています。
さらに、木の裏の残雪の上と周囲にはシマアオジが群れています。
渡りの途中だろうか、これだけの群れを見るのは初めてとのこと。
シマリスも5匹以上おり、ゴジュウカラやハシブトカラも見え、こんな場所にと驚きでした。

最後までいい山行でした。


円山公園駅よりバス 発車08:40
山歩開始 9:00
奥三角山山頂 10:30
大倉山山頂 11:30
荒井山山頂 13:15



山を歩こう           市内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



inserted by FC2 system