幌滝山    07 04 15 


早朝に中山峠スキー場に車を置き、単独で伊達市(旧大滝村が合併)境界を目指しました。
道具は野牛山の失敗に懲りず、合う靴がない歩くスキーを有効利用しようと、細鉄棒とボロ靴の底を加工し細ロープで冬用作業靴を固定したもの。

見た目がっちりしていそうで、カンジキを持たずに出発ですが、これは大失敗。
まずは、ゲレンデ脇を登りますが、固雪ではアイゼン代りのUボルトがスキーを浮き上げ、足首がクラクラします。
固定紐を締めなおしたり、内股に歩いたりと、悪戦苦闘、大汗をかいてなんとか蓬莱山(リフト終点)。
そこから先はスキーが埋まるため、安定して歩けるようになり、その点、安心。
そのうえ、周囲は見事な「ダケ桜」が満開状態、気分爽快な山歩の舞台です。
ここで、もう一つの失敗、カメラを忘れ、使い捨てカメラでの撮影。

昨日からの雪で、踏み跡などない広く平な林間ではGPSとコンパスが頼り。
雪がちらついているが、天気予報から、帰りまで足跡を消さない程度の積雪であることを信じての山行です。
人気のない場所での単独行動では、背中の鈴はか細い音に思え、笛を吹き々進みます。
一旦登りとなり、蓬莱山頂のアンテナ塔が確認でき、その先の下りは緩いながら明快に長く。
下って、広い平地には松の大木が現れ、ダケカンバばかり見なれた目には新鮮。
緩いうねりの地形は複雑でGPSで方向を確認、若干の方向転換をいたしました。

ある程度見通しは効くものの、雪の降り方は衰えず、スキーもだましだましの内股歩きで、不安がつきまといます。
とりあえずのピークらしき場所を目指し、上がってみると、一山先に四角い物体が2個見えました。
これが目指す山頂の反射板!。目標を目にすると、気持が切り替わり、しかも下りでは速度アップです。
ニセピークへの緩斜面も、気持だけはドンドン、但し、足元はグラグラで内股歩きは相変らず。
ニセピークのほうが高く見え一旦立ち寄ってから山頂へ。
山頂のダケカンバの高い枝の間に、夏道のない三角点でたまに見かける測量用らしき木材加工品。
幹には「幌滝山」なる標識が、「札幌と大滝の山」ということでしょうか。
(帰りに擦れ違った方は、幌滝山と確信の様子でしたが)

まだ朝の内では、その先も行きたくなり、東斜面の広い雪原をコルまで下りました。
しかし、ここで鉄棒と靴底を固定していた針金が切断、どうにも歩けません。
リュックから紐を取り出し無理矢理補修、でも、どこまで持つか不安が増大でリタイアいたしました。

帰り道、笛を吹きつつ歩いていると、最低部手前あたりで、話し声が聞こえてきます。
5、6人(記憶あいまい)のパーティで、山スキーとスノーシューの混合。
人に会って、クマの不安は一挙に消えました。
スキー場では、若者がジャンプ台を使って回転したり、レールの上を滑ったり、演技を楽しんでおります。
レールの支持板の広告には「雪板研究所」なるメーカー名がありましたが、中国のスノーボードメーカーか?

駐車場は車で溢れかえっており、路上駐車が延々続く盛況振りです。
帰りは先週と同じく小金湯の黄金湯温泉旅館450円。
先客は1人、丁度上がるところでした。
独り占めで、うつらうつら半分居眠りの長風呂、途中2人入ってきたが短時間で、上がる時にはまた独りでした。


駐車場より出発 6:45
蓬莱山山頂 7:30
幌滝山山頂 8:45
雪原端部引返し 9:30
蓬莱山山頂 10:45
駐車場 11:15



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