狭薄山0504の記録 さっぽろ山歩

狭薄山    05 04 30



縦走路より狭薄山


常盤の採石場の空沼岳登山口から登りました。
6時30分くらいに国道から脇道に入ったのですが、
相当の数のダンプカーが先の方をノロノロ運転しています。
タイムロスで気を揉まされましたが、多分7時が始業なのでしょう。
ここの早朝の登山口アプローチには不適当な時間帯でした。
車が入れたのは橋を渡って三叉路までで、林道は雪でした。
車はもう5台くらい駐車しており、そこから登山口まで歩きました。

沢の渡渉


気温は低めで風もあり、汗を乾かしてくれ、足元の雪も硬く、
順調なペースで万計沼まで来ました。
万計山荘の前では十名以上のグループが車座になって、
バナナを配って歓談していました。
教育大学のワンゲルメンバーとOBでした。
雪道のとき万計沼から真澄沼へは、たいてい小屋の裏から尾根へ上がるのですが、
夏道の上にしっかりした踏み跡がついていましたので、そちらへ行きました。
踏み跡をたどると、テープが付け過ぎぐらいについていました。
真澄沼は一部口が開いていましたが、大部分は雪原状態でした。

ひょうたん沼


その先、ひょうたん沼方面にしっかりした踏み跡がついていました。
踏み跡は、縦走路からひょうたん沼への登り直前で、
狭薄方面の斜面を斜めに鞍部へ下りていました。
その先がいよいよ未知のゾーンです。
2条に分かれて並行する踏み跡を楽そうな方を選って進みました。
狭薄山中は斜面の斜め登りが多く、時折少々の下りという踏み跡が続きました。
途中で先行者2名とすれ違いました。先頭男性は満面笑み状態の大満足顔でした。
それから先の狭薄山は独占状態でした。もちろん鈴はガンガン鳴らしました。

狭薄山山頂手前


気温が上がってきて時折雪がぬかるみ、足がめり込む状態となりましたが、
ごまかし歩きでどうにかなるので、カンジキは使いませんでした。
頂上直下の斜面は短いながら急勾配の痩せ尾根で緊張をしいられました。
幅は充分あるのですが、多数の踏み跡に隠れて、
思わぬところまで亀裂がはいっておりました。
前面の雪庇のせいなのか、後面の急傾斜のせいなのか、
どちらもありうる、両方かもしれない。ビクビク慎重に登って頂上でした。

狭薄山山頂


天気はピーカンの快晴、風はなく気温も穏やか、360度に風景が展開し、
最高の山頂をしばし独占しました。
帰りは雪が緩み、時々足がずぼりと埋まりましたが、
平地はそろそろ、下り斜面は半滑り降り半埋まり歩行でしのぎました。
真澄沼にさしかかると、湖面の反対側に多人数のグループが見えました。
多分、教育大学のワンゲルメンバーの空沼岳の帰りではと推測しました。
相撲を取っているところが見え、笑い声が聞こえてきました。
万計山荘から上で人に会ったのは以上3回でした。
山荘は鍵が開けられ、テラスで2人が日なたぼっこをしていました。
ここから登山口までは,結構人が入っていました。いつもの空沼状態でした。
あまりにタイミングのいい気候条件だったため、登り6時間覚悟が4時間、
全行程7時間半という、あっけない結果となりました。
なにしろ、登りには水をぜんぜん飲まず、頂上で1.5リットル捨て、
下りも0.3くらいの消費でした。
そんなことはまったく考えられない、幸運の連続という山歩でした。
特に真澄沼湖岸歩きから狭薄山頂上直下までは実に気持ちのいい山歩です。
アプローチは厳しく、困難を伴いますが、その価値はあります。
ぜひもう一度、次回は万計山荘の宴会と組み合わせ、
みんなで楽しむ企画を立案したいものと考えます。
なお、翌日・翌々日は強烈な筋肉痛が発生し、階段は前向きで下りれなくなりました。



 6:50  三叉路山歩開始
 7:00  登山口
 8:40  万計山荘着
 9:10  真澄沼
10:50  山頂
11:30  下山開始
12:10  縦走路
12:30  万計山荘着
14:10  登山口
14:20  三叉路山歩終了



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