宝来乗越999(スリーナイン) の記録    '200412


定山渓朝日岳から長尾山へと連なる山並、にある標高999mの山。
宝来小屋の北北東1.2kmに位置し、小川を挟んで、小白山と向きあう
宝来乗越999(スリーナイン)とニックネームを付け、宝来林道から林間雪上歩きで登りました。

国道沿いの駐車場に駐車。先客は6台。下山後も残っていたのは5台で、これは多分、無意根山。
国道からすぐの第一ゲートは閉鎖。ゲート前の地面は出ていたが、ゲートから先には、まだ残雪。
地面露出部分はほとんど無く、車両通行までには時間がかかりそう。
本日の足もとは、つぼ足。雪面状況の変化に備え、スノーシューを背負ったが、最後まで使用せず。
林道上の残雪の厚みはさほどでもなく、踏み抜いても足首程度。
注意して、登山者のつけた踏み跡の上を歩けば、大丈夫。

天気は快晴。林道周囲の林間風景も良好。
1時間半ほど歩いて、長い直線の林道の先に第二ゲートと駐車場。
その先いくらか林道を登ったあたりから、標高点843mの尾根の先端を目指し、林間に入り込む。
林間の積雪も固めで、つぼ足でも沈み込みはくるぶし程度。踏み抜きは僅か。
地形は沢が入り組んで複雑。最後に深い沢地形を通過して、尾根の先端へ。
ルート取りにちょっと苦労したが、長靴でジャブジャブ渡りなら楽勝と想像。

標高点843mの尾根へ取り付き、しばらくはきつい傾斜の尾根を直登。
先頭のOさんの付けた、キックステップ跡を足掛かりに、上り詰める。
標高点843mは樹木に覆われているが、冬枯れの枝を通しての展望あり。
目指す標高点999とその東の990mPも確認。

標高点843mから先は、天然林の樹相で、広くて平坦に近いゆったり歩き。
倒木などは雪に埋まって林間は平坦。歩きを阻害する灌木も少ない。
快晴の空の青に時折現れるダケカンバの白い枝が生えて風景は良好。
順調に歩いて、樹木の枝を透かして目指す山頂直下斜面が見えてきた。
頂上稜線には雪庇が連続して形成されている。直進するのは困難。

山頂部の南斜面に到着し、直登せず、右方向東斜面へ向け、緩やかにトラバースしつつ高度を稼ぐ。
東斜面との境界の稜線に出て、目の前に大空間が開けた。
東斜面は樹木の無い広々とした、大空間のゲレンデで。スキーで滑走すれば楽しそう。
一方、両斜面の境界の稜線には樹木が点々と生えており、登り詰めて頂上へ。
頂上が近づくにつれ背後には、札幌市内の山々の展望が広がり。景色を堪能しつつの登頂。

広々とした頂上に出て、東方向が開けているため、高度感と大展望の豪華セット。
余市岳から砥石山までのパノラマ大展望はさえぎるものがなく、遠くに芦別岳も確認。
山頂としての舞台装置がそろい、充分に達成感をいただきました。


出発8:25 第二ゲート10:00 尾へ取付10:15 標高点843mP11:00 山頂11:40 下山12:15 標高点843mP12:35 第二ゲート13:05 帰着14:00
頂上の樹木には「柳沢山1023.7」の標識が張り付けられていた。これは勘違い。
三角点「柳沢」は、ここから西北西方向に850mの距離にある。
明らかに間違いで撤去したいところだが、気が引けて、手を付けずに下山しました。


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