西御料峰 の記録    190421


ニックネーム西御料峰は西御料川と盤の沢川の源頭、盤の沢山の後方に目立つ1064mの山。
札幌岳豊滝登山口から登りました。

雪解けが進み、登山口までの林道は車両侵入可能。その先林道歩きも大部分の路面が出ている。
標高500m盤の沢に架かる橋の手間で、橋方向へ曲がらず、林道と別れ、林間へ直進。林道跡がある。
林道跡が尾根末端を一本通過したところに、沢筋を登るブル道跡があり、そこへ入って、P856mへの登り開始。
ブル道跡がランダムに残った斜面を、道跡、残雪の上、薄い藪漕ぎをつないで、標高610mの林道に出る。
林道上の残雪は充分な厚さで安定。昨日来の寒波の戻りにも助けられ雪は固い。
林道を一旦場盤の沢山方向へ戻って、P856mから下っている谷にところで、谷に入り雪面登り。

谷の残雪も厚く安定。全般的には順調な登りだったが、標高700mの急斜面は難儀した。
標高660mあたりで谷から右の尾根へ経路変更すべきだった。
標高740mの谷の二股は右の谷へ、標高780mで広い尾根斜面に出て、P856mへの雪面登り。雪面が軟化し順調。
P856mの西側は、雪が季節風に飛ばされるため藪。一方東側は、雪庇の残雪が厚く堆積し尾根上に連続している。
尾根の上、P856mから標高940mまでのの登りは、左に雪庇の残雪と、右に藪を縫って進む。
雪庇上は歩き易いが、尾根寄りを歩くので踏み抜き多発、うねりの乗り越えは苦労。そこで時折、藪ルートを選択。

標高940mあたり、左右の沢の源頭が寄ってくる分水の尾根上に大きなクマの足跡。これは本日のもの。
歩幅から推測して、かなりの大物の気配。左の沢から登ってきて、右の沢に下りていた。
標高940m以上になると、さすがに西側斜面も全面的に残雪に覆われ、歩き易い。
それでも、展望を期待して、東側斜面の縁を歩いて、展望を楽しみつつ頂上へ。
頂上はまだ雪に覆われており、ちょっとした広場。展望は、晴天に恵まれ、北〜東方向が良好。

空気が澄んでいるおかげか、暑寒別・樺戸・大雪・夕張・日高の白い山並みを堪能。
冬枯れ枝を透かして、空沼岳・狭薄山・札幌岳・余市岳も確認。
なお本日当初は、ここから660m東にある標高988mの(ニックネーム)西御料前峰を目標としたが、
そちらは来年の楽しみに残して、コルへ下るルートを確認偵察。なお南方向も偵察。
時間に余裕が出来たので、帰路には 「パゴタの塔」へ寄りました。


出発7:45 林道から林間8:25 林間林道跡から谷9:00 P856m9:50 西御料峰10:55 
  風景写真    頂上の展望動画(ユーチューブ投稿)
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