浜益御殿(増毛山道) の記録    180819


増毛山道は浜益と増毛を結んだ古の道。
最近、復活されたその道を幌から岩尾まで歩こうと計画。
天気予報悪化のため予定変更し、浜益御殿までを往復しました。

山道入口までの林道は、一部舗装されているなど、ほとんど普通車ですんなり。
最後の三叉路分岐から右の道だけは、雨裂が入りジープ専用で、300m。歩いても5分。
山道入口は標高520m、ダケカンバの幹に赤くて丸い標識が2枚。
ここから約1.2km、標高670mまでは、轍がくっきり付いている林道跡で歩き易い。
途中には未だ青いが山ブドウ、コクワなど見かけ、道脇の笹は太く背が高い。

標高670mから先は道幅せまく、登山道状態。
長年に亘り、自然の中に放置されたためなのか、太い樹木が入り込んでいる。
きつい急坂などはないが、樹木の迂回と足元の石や岩に神経を配る必要。
樹木の幹には赤くて丸い標識がこまめに付けてあり、通し番号が書かれている。
登りの時に目についたのは、幌側からの番号でHの右に数字。下りの時に見えるのはIB。

登りの途中に一等水準点がある。花崗岩の標石の周囲に防衛石が配置されている立派なもの。
この時期花は少なく、アキノキリンソウ、オトギリソウ、ヨツバヒヨドリなど。
熊の糞は2ヶ所。熊らしき堀跡は10か所近く、ハクサンボウフウはまだ新鮮な状態で残っている。
登るにつれ、周囲の樹木は段々と背が低く、疎らなってくるが、周囲は霧状態で展望はなし。
途中、霧が薄くなった時に海岸線が見通せたが、多分浜益周辺。

標識H18のすぐ先がいくらか開けて、浜益御殿の頂上標識、三等三角点、一等水準点。
三等三角点は周囲に木の根の切断跡があり、最近掘り出された様子。
山道は雄冬岳方面に伸びているが、それと別に三角点から裏の方向へ、見晴らし台への道が付いている。
見晴らし台は、ちょっとした広場で、天気が良ければ、多分素晴らしい展望を楽しめるものと想像。
今回は周囲が霧に包まれ、雨も降って来て、早々に撤退しました。

出発8:40 林道跡から登山道9:15 浜益御殿山頂10:35 下山10:55 林道跡11:35 帰着12:00
報告へ
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき
inserted by FC2 system