小川峯 の記録    181025


長尾山から定山渓の朝日岳に連なる山並にある標高947.5mの二等三角点の山。
宝来沼付近で小川に注ぐ支流の林道跡から沢を遡って、三角点標石を確認してきました。

支流の谷の奥へ伸びる林道跡は荒れているが、笹の侵入はまばらで薄く、茎は細い。歩くのに抵抗は僅か。
順調に歩いて、一旦、土場跡に出る。笹藪に囲まれているが、少々の藪漕ぎで、その先林道跡に出れる。
頂上直下から西へ伸びている沢まで来て、沢の右岸のブル道地形を頂上方向へ。
2本ある送電線のうち東側のほうの送電線の付近でブル道は終了し沢歩きに移行。
沢岸は障害物少なく、その点では、登山道のような歩き易い場面が多い。

西側の送電線の直下を通過してしばらく歩けば、標高約700mで送電線点検路が出て来る。
そこから先は、一転して、岩盤が露出した滑滝が連続する厳しい沢登り。
沢脇の急斜面を巻きつつ登るなど、手足フル活用で必死に体を持ち上げる。
これは個人的感想、沢慣れしている方たちは涼しい顔で、本格的沢とは違う面持ち。

標高850mの二股を通過してすぐに水流が途絶え、沢地形も笹藪に変化。
急斜面に、笹は太く、ぶどうなど蔓が絡んで、後をただ付いているだけでも大変な登高。
当然、先頭の方はもっと大苦戦で、三角点を目指し、ほぼ直登のルート取り。
急傾斜な沢や笹藪では、時折、西方向に展望が確保できる。札幌岳、砥石山など。

笹が細くなってくると頂上はすぐそこ。
二等三角点は笹に埋もれることなく、防衛石に囲まれ、堂々たる姿。苔は剥がされていた。
古びた測量用三脚が置き去りにされており、国道工事か送電線工事の忘れ物なのか。
周囲は人の脊くらいで細めの笹が一面に生え、測量作業道の跡らしきものは見当たらず。

下りでは、笹藪を、二股までまっすぐに下る。
その先、滑滝の沢は同じルートを下ったが、標高700mから沢を離れ、送電線の点検路を歩くことに。
点検路は、2本ある送電線のうち主に西側の方に付いており、最後の部分だけ東側へ寄って林道に接続。
西側の点検路は多少急坂はあるが、展望良好な場面が多い。
林道へと接続する東側点検路は、急傾斜の人工林なので下草が薄い。
虫も草も元気で陽射しの強い夏の時期なら、点検路を歩くほうが有利でしょう。


宝来沼付近出発8:25 林道跡から沢8:40 点検路交差9:35 二股10:20 山頂11:15 下山11:45 点検路12:30 帰着13:15
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