手稲山(平和コース) の記録    180826


手稲山登山の定番、平和の滝コースを往復しました。

平和の滝駐車場は広く20台近い先客あるも、まだ余裕充分。
もっとも、平和の滝観光の駐車場なので登山の車ばかりではない。
本日も、人気の山らしく山中に登山者は多い。恥ずかしながら、10人近くに抜かれた。
登山口は宗教施設の間の林道入口。このコース、しばらくは林道歩き。
台風19号20号崩れの温帯低気圧が連続通過直後で、水たまりが残り、周囲の緑は元気。
砂防ダム手前、山側道路脇に流水路が作られている。魚道ではと推測。
林道の路面状態は良好で、帰路では、幼児を連れ、気軽な散歩の家族連れも。

そんな路面状態は送電線路の伐開空間まで。その先は放置され、車両通行は希な様子。
すぐに一人歩き幅の細い遊歩道の橋が架かる沢。沢から先の道は登山者専用となる。
琴似発寒川の左岸斜面をトラバースする道で、登山道としては整備良好。
谷底の川からは、離れたり接近したりのアップダウンしている、大きくは2回のがある感じ。
1km弱歩いて、布施の滝のある支流の沢との分岐に到着。

ここから本流を離れ、支流の沢に沿って登るのだが、まずは、斜面ジグ切りで本流と支流の間の細尾根に上がる。
短いながら、このコース唯一の尾根歩きを楽しみ、すぐに支流の沢底を横断して沢の左岸トラバースの道へ。
この道も短く、布施の滝の横を通過してすぐに、手稲山南斜面に取り付く。

南斜面の下部は、林間の中で地面には岩や石のゴロゴロと歩き難い。
ただ、岩の間には土があり、岩の上を伝い歩きの場面は僅か。
途中、土が少なく、足元の岩の間から水の流れる音が聞こえる場所がある。
その伏流水が、一旦地上に出た所、かつての水場には、エキノコックス危険で飲用不可の注意書。
南斜面の下部を登り切ると、一旦平坦なテラス状の地形の上に上がる。
樹木にエゾマツ・トドマツが目立ち、根本には苔のジュウタン。湿気が停滞する場所の様相。

そのテラスの先が急に明るく、空間が広がって、岩場の斜面。このコースのメインステージ。
開けた空間に、大きな岩がゴロゴロと重なり、岩から岩へ伝い歩く。札幌市内には、こんな登山路、他にない。
登山路は岩ゴロゴロのまま林間に入り、段々と土の面が出て来て、岩・石多めの登山道に移行。
頂上台地直下まで、油断のならない足元注意の道が続く。

頂上台地の前半は、背の高い笹原を刈り払った広い道。歩き易い路面と緩い傾斜がほとんど。
そこに、ジグを切る短い壁が2ヶ所、2番目の先が、ケルンのある岩場の小広場。
この広場では、東方向に札幌市街地と、南方向に札幌市内の山々の展望が広がる。
ケルンの先、遊歩道はスキー場のフェンスの脇を抜けて、鉄塔群の管理道路に出る。
管理道路はテレビ・ラジオ・電話・無線通信など各種の大型鉄塔施設群の間を縫って山頂へ。

道路の終点が頂上広場。危険防止の柵に取り囲まれている。
手稲神社の奥の院の祠と付属物。一等三角点の標石は頑丈なコンクリートの中。
頂上からの見晴らしは、全方向に近く、素晴らしい。
ただ、本日は周囲に雲がかかり、標高1000mを超える山の眺望は全滅に近い状況。

下山途中でスキー場リフト降り場に立ち寄ると、付近の草地で休憩の登山者が6、7名。
北側から登って来る登山者も多そうで、この山は、市内1000m超えの中では一番人気でしょう。

出発8:00 布施の滝9:30 ガレ場下端10:20 山頂11:35 下山11:50 ガレ場下端12:45 布施の滝13:10 帰着14:15
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