喜茂別岳 の記録    180520


黒川側から中岳を目指しましたが、残雪の状態が見込み違いのため、手前の喜茂別岳までとしました。
なお、先行者は一人、喜茂別岳山頂手前で会ったが、車の様子から下山は後になった模様。

当初計画では、車で喜茂別岳登山口まで行き、夏道と雪上歩きをつないで標高1140mの頂上台地へ。
その先は雪上歩きで、並河岳を乗り越えて、中岳までという皮算用。
標高差通りに雪解けが進めば、それで良いのだが、現実はそううまくいかなかった。
標高570mで林道の残雪が深く、車輪が空転、あきらめて車はその手前に置く。
林道歩きに、雪を掘ったり、車輪下に枝を噛ましたりも含めると、時間ロスは1時間以上。

歩いた林道は距離2km標高差150m。ほとんどの路面は日当り良く、路面が出ており、ジープであれば相当上まで登れる状態。
標高730mの登山口は雪が残っているが、その先の登山道は雪解けで現れている部分も、時折ある状態。
登山道の位置はなかなか簡単には追えなかった。特に黒川の枝沢の渡渉点が不明確。
渡渉して、すぐに、黒川からの登山道との合流点に到着。道の両脇に笹が立ち、少しの間、分かり易い。

笹が埋もれ、一面の雪原斜面上にダケカンバの大木が主体の疎林になると、登山道をショートカットで自由に登れる。
喜茂別岳南尾根の稜線直下は樹木が切れ、見通しが効く。乾雪の時期には雪崩斜面だったのか。
稜線に上がる場所は、笹藪や雪庇を避けるよう左へ進みつつ選んだ場所だが、地図上の登山道とぴったり一致。
稜線に上がると、雪解けが進んでおり、登山道はほとんど判る状態。

1352m岩峰を過ぎたコルは雪原状態で、視界が開け、周囲の山々の展望。
その先の尾根道は、もう笹が両脇に立ち上がっている方が多い、展望を楽しみながら高度を稼ぐ。
標高1100mの台地に出て、こちらは一面に広い雪原が広がり、その先に並河岳が間近に迫力の展望。
手前のコルと斜面は雪解けの進行で、並河岳は行けそうもなく、喜茂別岳山頂へ向かう。

雪原から山頂へは東へ向かうが、笹とハイマツの藪が壁となり、登山道がどこなのか不明瞭。
GPSをにらんで、ようやく発見。狭い道に笹が両脇から被り、これは簡単には見つけられない。
山頂まで500m近い道には部分的に雪の広場が残っている、その上に湿った新雪がくるぶし程度積もっていた。
昨日の天気予報では、中山峠に季節外れの降雪注意が出ていたが、成程これだ!と納得。

頂上に到着し、本日晴天につき、展望は360度。気分は晴れ晴れ。
ただし、冷たい風が強く吹き抜け寒い。写真撮影後、早々に下山。
なお、下山終了間近の林道での事。山菜取りの方の口車に、30分ばかり振り回されました。

出発8:25 登山口9:00 稜線10:10 山頂台地10:50 山頂11:15 下山11:25 登山口12:35 (時間ロス0:30) 帰着13:40
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