サンデーユートピア の記録    180429


奥手稲小屋の裏(手稲側)になだらかな丘のようになっている山。
小屋のほうからではなく、大漁沢林道から登りました。

大漁沢林道入口には除雪で押された雪が山になっている。それを乗越した先に林道ゲート、路面は残雪の下。
ここに来るまでの途中の林道入口には、山菜目当てらしき車で占領されていたが、ここは先客なし。
雪面は固く、つぼ足で歩く。本日カンジキは、最後まで使わなかった。
林道脇の斜面に雪は無く、早春の花が所々に。エゾノエンゴサク・カタクリ・エゾノリュウキンカなど各種。
路面は、所々で雪解け水が流れ、地面が露出。大漁沢川の水は元気よく流れているが、危険な濁流ではない。
天候は晴れながら、予報ではPM2.5が徐々に濃度を増す予報だが、周囲の見通しは良好。

林道は標高610mで川を渡ってから、斜面をジグを切って登って行く。
ここでは、上下の林道の間をショートカットすることを心掛けつつ高度を稼ぐ。
斜面を登る先は百松沢山から奥手稲山へつながる稜線の台地なのだが、北と南の2つの林道(林道跡)がある。
その2つが分かれる標高660mの分岐点では、本来なら北側が有利そうだが、南側の林道を選択。
標高777mの林道終点の空地到着。10年前は、雪解け水に水辺の花々が見事だった。が、まだすっぽりと厚い雪。
僅かに出来始めた水溜まりには、水面下でミズバショウの若葉5cm程度が数本確認出来るだけ。

777mを通過後、南側林道跡から北側林道跡に軌道修正しようと、標高810mで斜面を15m下るが、北の道は見つからない。
南側の林道跡に戻って登り続行、谷地形が緩そうな、谷が二股になっている標高830mの沢底に降りる。
谷底の様相は穏やかで、すんなりと谷の北の斜面に取り付く。
斜面の傾斜は厳しくは無く、キックステップが必要な場面は僅かで順調な登り。
いつのまにか、北側の林道跡に合流し、台地上に出る。
台地上、994mPまでは、平坦に近いほど緩い傾斜に、樹木が薄く、周囲の山々の姿を木立の間に楽しめる歩き。

994mPからは、一旦緩い斜面を下り、目的地サンデーユートピアへの登り。大木の多い緩斜面の樹林帯を直登する。
頂上に出ると、北から東にかけて大きく開かれた空間。雪原の下は伐採跡の笹原ではないかと推測。
広い空間の中に立つのは気分が良い。そして、横に長い手稲山の山容も展望できました。

出発8:25 777m土場跡10:15 830m沢底10:50 994mP11:20 サンデーユートピア11:35 
下山12:10 994mP12:30 830m沢底12:55 777m土場跡13:15 帰着14:50
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