西御料峰(ニックネーム) の記録    180408


盤の沢山の後方にある1064mの山。西御料川と盤の沢川の源頭近くにある。
盤の沢山や焼山からの展望では、空沼岳〜札幌岳稜線の手前に目立つ姿。
西御料峰とニックネームを付け札幌岳豊滝登山口から登りました。

豊滝地区の舗装道路は雪解けが進みすっかり乾いているが、札幌岳豊滝登山口への林道には雪。
林道入口からカンジキを背負い、つぼ足で出発。帰路、昼を過ぎても、つぼ足で埋まることは無かった。
札幌岳豊滝登山口のゲートを通過後、250m歩いたところで、熊の足跡。
まだ新しく今朝のもの、盤の沢山方面から林道を横切って、沢へ下りている。
水辺の土が露出しているところにはフキノトウが出ており、それが目的か。
林道の雪面をよく見ると、登山者の足跡に熊の足跡が混在。
林道を外れた先の沢筋にも、熊の足跡だけは各種、標高の高いところまで、延々と付いていた。

盤の沢川右岸をさかのぼり、林道が左岸に変る橋の所も、さらに林間で右岸を直進。
標高520mの地図で水線分岐のところで支流側へ入ったが、これは失敗。
本日の雪面状況からは、橋のあたりから、手前の枝沢へ入り、盤の沢山の裏に出るのが、遠回りながら利口だった。

この支流は、パゴタの塔直下の源頭に出るのだが、雪崩回避のため、沢を直進せず標高680mあたりで右の枝沢に入る。
この枝沢は傾斜がきつく、表面の新雪の下のクラスト面が固い。
爪先を蹴り込んで、ゆっくりと登って標高730mまで。
そこから左の林間斜面に取り付き、標高差70mの登りがきつかった。
新雪の下のクラスト面が固い。ジーベックの安全靴の爪先をけり込んでも崩れない。
やむを得ず踵をけり込んで突き崩し、一歩づつ登高。雪面下に氷塊が隠れていたりで、大汗をかき、体力消耗。

先行の方々はアイゼンを装着し、順調に登って行く。
後続の3人パーティ(山中テント泊:雪中訓練か?)にも追い越される。
疲労困憊の状態となって、傾斜のいくらか緩やかな林間へ。
さらに進んで標高840mコル到着し、雪庇の先には空間の広がり。
この先は傾斜緩くゆったりの林間歩きが続くのでやれやれ、の一息。
標高890mの尾根上に出ると、谷を挟んで988m前峰と1064m主峰が見えてくる。
しばらくは、進行方向左手に目指す頂上を意識しての快適な林間山歩を楽しめる。

周囲の展望は樹木に遮られるが、頂上直下標高1000mに藤野簾舞方面の展望場所があった。
頂上に到着し、それなりに広場的な空間があり、山頂到着の実感。
周囲の斜面の樹木の頭の隙間。あるいは枯れ枝を透かしての展望あり、藤野三山、空沼岳、狭薄山、札幌岳など確認。
下山前に988m前峰への下りルートを確認。雪質が良ければ大丈夫そうとの感触でした。


駐車場所出発8:10 林道から林間9:00 パゴタの塔の支流9:15 枝沢9:45 尾根上10:40 山頂11:40 下山12:00 林間から林道13:15 帰着13:55
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