ヒクタ峰(滑沢山を経由) の記録    180422


白井岳と定山渓天狗岳の間にある1083mの山。 三角点「滑沢」の滑沢山を経由して登りました。

滑沢川の合流点手前にある、林道入口に駐車。 先客1台。後から、山菜のロングボディトラック1台。
「滑沢1号」林道はたっぷりの雪で埋まり、雪面は暖気のため軟化、カンジキを履いて出発。
橋を渡り、左手林道へは行かず、ショートカットのため、正面の尾根斜面に取り付き。
斜度はそれなりに急で、キックステップが必要な場面も次々出て来る状態。
樹木の周囲を中心に雪解けが進み、雪面を繋げない場所も2,3か所。
登る先々に、灌木も立ち上がってきて、うるさい。

林道に再会、このあたりまで来ると雪量は充分で、林道は横断通過で尾根登り継続。
その先、再度林道に再会した地点で、ブル道らしきルートが尾根直登方向へ伸びており、そちらをたどる。
ブル道は尾根上のような藪露出も無く路面安定し、300m以上は楽をさせてもらった。
標高620mくらいから斜面登りとなるが、登り始めの斜度よりはいくらか緩い。積雪も1m近くある。
右手には枯枝を透して、まずは定天V峰、続いてU峰、本峰が見えて来て、気分の良い登り。

尾根から三角点「滑沢」の稜線に出る。
南側は雪庇状に雪が堆積し、烏帽子岳から定天V峰までの展望良好。
三角点「滑沢」では雪が解け標石が露出、苔が剥がれ、それなりに訪問者数あり。
稜線上は、冬の間季節風が雪を吹き飛ばしたせいで、地面が露出し、細く続いている。
その横、堆積した雪の上を歩いて、ヒクタ峰の稜線へ。
一旦、40m程度下ってコルに出る。下りは一見険しそうだが、藪がうるさいくらいですんなり。
コルからは稜線登りの続きだが、地面露出はどんどん減少。

標高900mで、ヒクタ峰の稜線の壁の直下に出る。
ここから標高差50mの登りが本日一番のきつい登り。
斜度もさることながら、樹木が疎らで、周囲が開け過ぎ、下りのことを考えると不安。
実際は、雪面が軟化したおかげで、さほどの事もなく下ることが出来た。
ヒクタ峰の稜線に上がると、いままで隠れていた白井岳が、枝を透かして見えてくる。
左右の景色を確認しつつ、それなりの傾斜の稜線歩きが楽しめる。

最後、頂上稜線はたっぷりの積雪と雪庇。南〜東側は空間が開け、展望良好はずっと持続。
北側の展望は樹木の間からのもの、余市岳、飛行場、白井岳。
頂上に出て、ダケカンバに頂上標識あり。空間の広がりが頂上らしさを演出。
頂上から南にある岩峰まで行ってみる。10年前に昼食休憩の場所。
その時は、この先も藪漕ぎで進もうとしたが、断念した。
今回も同じく、ここで引き返しました。

出発7:55 滑沢山9:25 ヒクタ峰山頂10:25 下山10:45 帰着11:45
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