オコタン山(オコタンペ山)三角点:大丹別 の記録    170115


恵庭岳の裏にあるオコタンペ湖。そこを囲む山並のうち、北側の東から2つめのピーク。三角点「大丹別」の山。
漁川に沿う、漁岳登山に利用される林道から登り、冬季閉鎖の道々78号線へ下りました。

林間斜面に取り付いて、ジグを切りつつ尾根上を進もうとする。
ところが、斜度がきつく、木立、潅木などを避けつつ、登る努力の結果、東斜面を登る結果となり、尾根上に乗り切れない。
方向修正しつつの斜面登りで、一旦は尾根上に出るが、地形は細尾根。
風にさらされクラストした雪庇が波を打ち、前進が面倒。
さらに、太い木の周囲は風の乱流のため、クラストが大波状で苦労させられる。
尾根直下にブル道跡らしき地形を見つけ、思わずそちらを頼りに山頂方向へ東斜面をトラバースで進む。
楽に前進したものの、ブル道跡が消失した場所から尾根へ戻るために、急斜面を登高することになり体力消耗。

急斜面を登高して尾根上に出たところは、標点811m峰の先のコル。その後は尾根上の歩き。
雪庇落下に気を配りつつ、樹木、潅木の障害をかわし、ハードな登りではないが、気は休まらない。
雪面のうねりが大きく乗り越えが大変な場所もところどころ。
雪庇でも安定した部分の上を歩くけば、安全で展望も良く極楽尾根歩きだが、すぐ途切れる。
最後に急登、頂上直下の急斜度の雪庇を突破すると、頂上はすぐ。
以上、難コースではあったが、周囲の景色と登り切った後の達成感は最高。

頂上からの展望は良好、札幌市街、支笏湖、恵庭岳、オコタンペ湖、小漁岳
登りのコースに先客はなく、ラッセルが大変だったが、東斜面方向からの踏み跡はしっかり付いていた。
下りはそちらを偵察すべることに。
東斜面は木立がなく、いかにも雪崩の起きそうな景観。
ただし、斜面の南端と南斜面の林間を伝えば、無事に登れそう。
本日は、雪面が固まり気味で、その上の粉雪は薄く、雪庇の下を避ければ心配ない。

斜面を下った先は、登りの尾根がウソのような穏やかな様相のルートで、踏み跡は多人数のためしっかり。
あっというまに、道々78号線の切り通しの上の斜面に到着。
さすがにこの斜面は難所、登り踏み跡に惑わされ、木立の無い笹原斜面に出て、肝を冷やす。
そうはいっても、このコース、頂上直下と切り通し上の急斜面を除けばあっけないくらい簡単コース。
駐車場所確保の煩わしさを加味すると、オコタンペ山なら楽に登れる。
ここから漁岳へ向かうことも有り得る、と感想でした。

出発8:00 林間斜面8:30 山頂10:50 下山11:15 道々12:00 帰着12:35
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