常盤ヒルズ の記録    170402


藤野と常盤の間にかつてあった廃道跡と「麻生山荘」を雪上探索しようと歩きましたが、
途中から「常盤ヒルズ」(532mピーク)の登山に切り替わってしまいました。

藤野聖山園に駐車して出発。
原野商法で区画販売したと推測される林間を歩いて、山荘を探索したが、見当外れ。
道路沿いの家屋から出てきた造園業らしき方から、山荘の情報を得る。まったく違う場所と判明。
そちらは後回しにして、藤野と常盤の間、昭和前期まで使われていたらしい廃道跡を探索へ。
藤野の奥へ伸びる道路は最終民家のまで除雪されており、脇の林間歩きで除雪終点まで。
その先、雪に埋まってはいるが、道路らしき地形を辿る。雪面上にはスノーモービル跡。

オカバルシ川の枝支流の緩やかな源頭地形の先、緩やかで低い尾根を越えて、穴の川の源流部分の横断へ。
川の対岸は樹木がほとんど無く、雪面が鮮やかな大きく開かれた空間。白い緩斜面にスノーモービルの跡が数条。
藤野・常盤間の廃道跡を確認しようと、地図を見てモタモタしているうちに、他の方がどんどん緩斜面を登って行く。
廃道跡を穴の川の谷と見定めた時には、もう遅く、412mピークに気持ちが向かってしまった。

遅れて、412mピークの台地の上に上がって、登ったルートから離れた所にクマの足跡を発見。
立ち寄ってみると、踏み跡の広がりの中央には大小二つの丸い汚れ跡、多分毛皮に付着した土のせい。
親子クマが、巣から出ての日光浴中を邪魔されて、常盤方面の谷へ下った様子が読み取れる。
台地の南端まで往復した1筋の足跡があり、人間が登ってくるのを偵察したらしい。
帰宅してから、頭だけでも、クマの姿が写っていないか、写真を点検したが、それは無かった。

斜面からは、好天に恵まれ展望良好。藤野富士、焼山、豊見山、砥石山、藻岩山、札幌の街並み、△穴沢の山。
「常盤ヒルズ」(532mピーク)の真白な斜面が目に飛び込んで来る。
412mピークに到着して、もはや、当初目的の廃道後探索は片隅へ。常盤ヒルズへ向かうことに。

一旦コルへ下り、緩くうねった雪原の台地。
ここには地図的に珍しい凹地が二つある。そのうちの小さいほうの横を歩く。凹地は樹木が無く雪に覆われ、沼のような姿。
常盤ヒルズの斜面は気温が上がって緩い状態。林間斜面を一気に登り切り、一旦520mピークとのコルに出る。
東側斜面は最近の伐採で樹木なく白い斜面だが、山頂部分には樹木が残存。
こちらも直下直下の伐採斜面から、北〜東方向の展望良好で、藻岩山、札幌の街並み、△穴沢の山など一望。

帰路は藤野富士との吊尾根歩きから、斜面を等高線的にトラバースして、藤野富士の登山路に合流。
藤野富士は、冬の人気コースで、短い時間にも6人の登山者と会いました。
出発7:50 最終民家8:55 412mピーク9:45 常盤ヒルズ10:20 帰着11:15
麻生山荘は予想に反し、藤野市街地に近いところにあった。車で道路を下り、15分程歩いて到着。
まだ、廃屋とはいえない現役状態で、立入禁止看板が雪の下に隠れているのでは、との推測でした。

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