発寒嶺 の記録    170326


迷沢山の西1.2kmにある標高936mのピーク。
西野送電線の山スキーコースから行って来ました。

木曜金曜合計で札幌中心部の積雪量は36cmだった。が、このあたりはもっと降った様子。
その降雪以前に除雪された広い駐車場が、駐車不可能な状態になり、道脇のスペースに駐車。
試みに、踏まれていない雪面をつぼ足で歩いてみると、30cm以上は沈み込み。
カンジキをあきらめ、スノーシューを背負い、つぼ足で出発。

良く踏まれているのは阿部山ルートとの分岐まで。
阿部山へのルートはしっかり道がついており、土曜日に大人数のツァーがあったと推測。
手稲山方向のつぼ足の踏み跡はポツリポツリの穴で、皆さん同じ穴に足を運んた結果。
3本目の送電線の下に出て、スノーシュー装着。
そこから手稲山のルートを外れ、対岸の西野送電線斜面へ。

渡渉のスノーブリッジはしっかり付いている。
このルートでは山スキーが主流だが、スノーシュー・カンジキの踏み跡もある。
まずは広いゲレンデ斜面を登る。標高差150m。汗のかきどころ。
標高510mまで登るとしばらくは平坦な大きく開かれた空間を歩く。
周囲の見通しが効き山並の景色が良好。

平坦地の突き当りの斜面からは、ゲレンデを離れ送電線路脇の林間に入り、尾根歩き。
尾根は痩せた部分もあるが登りに支障はなく、530mから770mまで高度を稼ぐ。
枯れ枝を透かして、周囲の山の景色が見える。すぐ北にある776m峰の斜面が鮮やか。
さらに、奥の高みに発寒嶺の南東端が右肩下がりに確認できる。
標高770mの小さな台地に出て、林間の平坦地。ほっとする空間だが、まだ登りは続く。

台地から送電線路の空間に戻って、ゲレンデ斜面の登り。周囲の景色がますます向上。
登り切ると前方の視界が開け、無意根の真白な斜面と、定天の個性的な姿が、目に飛び込んでくる。
送電線路の最高地点の右手に雪庇付き30mの斜面。
斜面の上が送電線路登りの頂上休憩最適場所で、山スキーの踏み跡が入り乱れ。

その先、ラッキーなことに、迷い沢山方面へのスノーシューの足跡が一筋。
そのラッセルを拝借して300mほど北方向へ距離を稼ぐ。
ラッセルを離れ、緩斜面を北東方向へ100m進んで稜線に到着。
こちらの西側の緩斜面には、どういうわけか雪庇らしきものが発生している。
切れ目を乗り越えて緩やかに見える稜線上に到着。

東側は切れ落ちており、サイドから垣間見る様子は恐ろしげ。
ここを下るのは相当に覚悟必要。との感想でした。

出発7:15 渡渉8:20 林間尾根9:30 再度ゲレンデ10:20 最終鉄塔10:40 山頂11:10 下山11:20 林間尾根11:55 渡渉13:00 帰着13:35
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