赤岳〜黒岳 の記録    160724


層雲峡6時発のバスで銀泉台へ、バスは座れない人が出るほど混雑。

銀泉台登山口から、林道跡をしばらく歩く。
標高が高く気温が低いせいか、まだ蕗の塔の綿毛が残り、虫も少ない。
斜面トラバースの登山路に出て、天候は快晴。
見晴らしが効き、これから登って行く、谷の源頭の対岸のルートが良く見える。
雪渓を横切るところもあるが、危険は感じない。
斜面の最後、台地の入り口の手前に第一花園の看板あり、雪解けが遅いせいか、花はまばら。
台地の入口には、展望の良い木陰があり、一息つくのに最適。
その先、灌木のトンネルを抜けると、空間が広がり、あとは全方位展望の大雪山雲上山歩き。

所々に高山植物が花ひらいてはいるが、今年は雪解けが遅いそうで、第二花園には雪渓が広がっている。
雪渓歩きは多数あったが、危険を感じない場所ばかり。1ヵ所だけ傾斜が急で長く、要注意の場所あり。
それでも、ストック1本あれば安心。手ぶらで登っている人もおり、その程度の斜面。
平坦部は冬季の強風で雪が飛ばされ、斜面に比べ雪解けが早い。
駒草平から黒岳まで、コースのほとんどは、延々と高山植物のお花畑。
ホソバウルップソウはもう花の季節が終了。それと、窪地の池の脇でワタスゲも綿毛になっていた。

赤岳山頂は大賑わい、青空の下、展望も良好で、絶好の登山日和。
赤岳から北海岳までが本日のメインステージ。さえぎるもののない視界の中、足元には高山植物の花々。
途中、白雲岳の裾の雪渓のトラバースが、遠くから見ると危なそう。現実に歩いてみるとさほどのことは無し。
北海岳山頂は意外に人が少ない。十数人程度。その先、黒岳石室までも人口密度は薄い。
北海岳から下って北海沢の谷に降り立つ、沢筋にはエゾコザクラの群落で紫がかったピンクのじゅうたん。
北海沢の渡渉はスノーブリッジ。渡る所への案内ロープがしっかり付いている。
続いての、赤石川の渡渉は、ロープで束になった石の上を歩く。渡渉ルートを整備してくれた方々に感謝。

黒岳石室を過ぎ、黒岳への登り斜面直下の雪渓で一休み。谷の下から吹き上がってくる風が、加熱した体に心地よい。
黒岳頂上は大混雑。早々に通過。
ここからの下りは侮れない。道はしっかり付いているが、急斜面にジグザグの道で、実質の水平距離は長い。
通る人が多く、すれ違い、追い越し、追い越されに手間取る。
下り斜面にある花々は黒岳までのものから一変。灌木や背の高い草本性となる。標高の一段低い高山植物。
リフト乗り場まで来て、後は歩かずにロープウェイと乗り継いで、層雲峡へ下りました。


出発6:55 駒草平8:10 赤岳9:25 北海岳11:30 赤石川12:35 黒岳13:20 リフト乗場14:05 層雲峡帰着14:55
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