烏帽子岳・神威岳 の記録    150614


神威岳を経由して烏帽子岳へ登りました。

駐車場の先行者は4台、身支度中に2台到着、帰る時には百松沢小屋周辺にも数台の駐車。人気の高いコース。
ゲートの先、しばらくは林道歩き。
ダム湖脇に出て、崖の上、木々の隙間から湖と藤野の山の風景。
湖面横から百松沢川沿いの道となり、序々に川面に接近。連絡路近くでは川原に隣接。
連絡路は林道をショートカットして時間短縮に貢献。

連絡路入口はイタドリ群生の裏から坂を登る。登り切ると後は平坦な林間の道。
木々の枝で暗いが広葉樹が多いせいか、笹藪も下草も元気。
連絡路後半は歩き易く穏やかな道。連絡路から林道へ出て左折。
林道には、豪雨災害の後遺症。土砂崩れの修復跡1ヶ所。
従来の登山口から200m手前で、沢の洪水のため林道の路面崩壊流出。
その先は林道跡の中央の踏み跡が登山道の状態。

登山口からは人工林の中、下草が薄く平坦な歩き易い道。
尾根を登り高度を上げ、右下に沢の流れを透かし見ながら歩く。
その途中で、枝沢を通過する部分が谷が深く、手間取る部分。
下りも登りも足元不安定。特に下りは土の急斜面に足を置く堀り込みを伝い歩きでロープなし。
バランス感覚が不得意な初心者ならズリ落ち注意。ただし、落ちても怪我までは無い。
谷底からの急斜面を登った後、再度、尾根斜面トラバースの林間の道。

斜面登りへ方向転換の後が標高差250mの尾根登り。傾斜もきつく、このコースの頑張りどころ。
林間で、下草も低め、足下の谷などの風景も時折見え、まっとうな登山道。
休憩に適した。神威岳山頂展望の場所に出れば、この登りは終盤。
この先、これ以上の消耗の登りはもうない。
あと2ヶ所、神威岳山頂直下と烏帽子岳山頂直下の、約200mの急登があるが、景色や草木が楽しめ、気分が違う。

標高750mからしばらく平坦な道が神威岳山頂直下まで続く。
高低差のあまりない道だが、展望は木立にさえぎられ、倒木を超えるなど。
コルに出て足元が崖のような急斜面の道、神威岳山頂部の展望。
大木が根こそぎ谷側に倒れこんで、要注意な場面あり。
コルを過ぎ、神威岳山頂直下の尾根登りにかかると下草の背が低く、谷側の曲がり角など、時折展望も良く、登りの環境が向上。

頂上岩峰の下を回り込み、ロープの岩場を登ると烏帽子岳と神威岳の分岐はすぐ。
分岐から神威岳山頂は5分とかからない。本日は霧のため、眺望はいまひとつ。
烏帽子岳山頂までの道は良く刈り分けられている。
どうやら、万計山荘友の会のOさんの仲間の方々などの尽力によるものらしい。
急傾斜を下った先、一旦林間の平坦な下草も低い道となる。
すぐに細尾根上に出て、藪に囲まれているが要注意。右側は切れ落ちている。
足元も不安定な部分あり、転倒注意。途中には急なアップダウンもある。安易な登山道ではない。

道の周囲が落ち着いて、序々に上り坂。周囲に高木が無くなり、烏帽子岳の登りにかかる。
急傾斜の登りは、変化に富み、景色や足元の草木が楽しめる。まずは、ミネカエデなど潅木のトンネル。
土の路面から岩場の道へとシフト。傾斜はきつくなる。
トンネルを抜けるように開けた空間に出て、岩場のお花畑。高山帯の様相。シラネアオイとエゾグンナイフウロが目立つ。
眺望も良好で、正面に神威岳、その先には札幌市南区から支笏湖方面の山並み。多分、この場所は雪崩斜面。
休憩適地のため2人が座り込んでいる。

雪崩斜面の、上に笹藪、そこを抜け、頂上台地に出て、再度のお花畑。
こちらも見晴らしも良く、休憩適地、こちらは本日無人。
頂上台地はこのお花畑を除きほとんどが笹藪に覆われている。細く、高さは腰から背丈程度。
笹藪の中の刈分け道を進んで狭い山頂広場。三角点標石と簡単な看板。
展望はダム湖方向に限定で、ゆったり休憩には、いま一つ不向きでした。

出発7:35 連絡路7:50 連絡路出口8:10 旧登山口8:30 枝沢の谷8:50 巌望台9:55 神威岳山頂10:35 
烏帽子岳山頂11:45 分岐12:50 旧登山口14:25 帰着15:10
   風景写真
報告へ
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき
inserted by FC2 system