湯の沢ピーク(長尾山北東911mP) の記録    150301


長尾山へ北側から登ろうと、湯の沢川に沿った林道から尾根に取付きましたが、ラッセルに手間取り、
長尾山の北東1.6km、地理院地図に記載の標高911mのピークまで登ったところで引き返しました。

林道入口脇の広い駐車スペースに先客なし。林道のスノーモービルの痕跡は新雪の下。
早い到着で駐車場所は楽に確保だが、林道歩きの最後まで、積もった雪をラッセルする羽目に。
札幌市街地で1週間降った雨が、ここではパウダースノーに化けてしまった。
林道の雪面に足跡は僅か、これだけ長い道でエゾリス5、6本とウサギ2本。小鳥の鳴き声も聞えす静寂。
先週、五明山で縦横に混んでいた鹿の足跡は本日まるで目にしなかった。
その代わり、温泉のような硫黄の臭い、湯の沢の名前の由来なのか。
林道前半に特に強く、そのあたり温泉が湧出している場所でもあるか。

林道の分岐は2つ、最初、標高560mは右へ下り、橋を渡って左岸へ。
2つ目の標高640mから林道を離れ、雪に埋まった川を渡って、右岸の林間斜面登りへ取付く。
その先、地形が判りにくく、急斜面が混在して、ルート選びに迷わされる。
それでも、汗をかきつつ、おおむね順調に尾根に出て、標高780m、尾根の向うの景色が見えた。
三角点「小柳」から三角点「柳沢」へかけての尾根の連なりが展開。
尾根上に出ると一点して斜度は緩く、しばらく台地状で平地のよう、登り方向に迷いが出るほど。
エゾ松の立派な人工林、白樺の若木の群生(伐採跡)など、林業の痕跡も見られる。

標高911mのピークまで辿りついて、目標の長尾山の姿を確認。
この先のラッセルと、頂上直下のクラスト斜面を考慮すると、長尾山まで2時間は必要。
本日の頂上は、この湯の沢ピークということで引き返しました。
帰路、林道へ出て、我々の足跡の上にスノーモービル複数台の走行跡が付いている。
その上を歩くと足取りが軽い。これを利用すれば、長尾山まで届くのに !!。と「たら・れば」の結果論でした。

出発8:15 林道から林間9:30 尾根10:25 湯の沢ピーク11:15 下山11:215 尾根から谷11:50 林間から林道12:05 帰着12:40
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湯の沢ピークへの尾根の直下より白井岳・ヒクタ峰
湯の沢ピークへの尾根の直下より白井岳・ヒクタ峰

湯の沢ピークへの尾根の直下より定山渓天狗岳
湯の沢ピークへの尾根の直下より定山渓天狗岳

湯の沢ピークへの尾根の登り斜面より朝里岳・白井岳
湯の沢ピークへの尾根の登り斜面より朝里岳・白井岳

湯の沢ピークより定山渓天狗岳
湯の沢ピークより定山渓天狗岳

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