五明山 の記録    150222


定山渓自然の村の西約1.3kmにある標高744.9mの三角点の山。
国道230号線の豊平峡の信号の先1kmの駐車場に車を停めて登りました。

道路脇の斜面取付き斜面は難なく登って、その後、しばらくは緩斜面。
静かな林間歩きだが、雪面はエゾリスらしき足跡が賑やか。
あるいはエゾオコジョの足跡か!と期待させるものもある。
あと、キタキツネのものが2,3本、ウサギの足跡はなし。
エゾシカの足跡は596mPが近づくにつれ激しく増えてくる。
寝床の跡、皮を食べられ、木部が白くむき出しなった小樹木があちらこちら。
こんな人里近くに、これほど密度濃く痕跡を残しているとは、意外な思い。
さらに、コクワの絡まるトドマツの幹にはヒグマが登った爪跡がクッキリ。

596mPへの登りは急斜面。スノーシューとはいえ難儀。
沈み込みは足首程度、雪面はやや固まり気味でラッセルは楽。
その分、蹴り込み不十分で踏ん張ると流れる場面も度々。
下りではこの斜面を下り切るまで、つぼ足をキープした。
596mPで小休止。その後はしばらく平坦歩きを楽しめる。
鹿にとっても、過ごし易い空間のようで痕跡が賑やか。でも、逃げたのか気配はなし。

尾根歩きから五明山北峰の直下の急斜面に取り付いて、登りに難渋。
沈み込みが浅く時折足元が崩れる。
何とかジグを切って登るも、最終版には斜面にへばり付いてキックステップ直登。
この超難度斜度も下りはつぼ足で軽々とクリア。雪の中への軟着陸で飛び降りるような感覚で楽しめる。
北峰から本峰へのコルに下って、佐々木果樹園からの足跡に遭遇、昨日あるいはそれ以前、小人数パーティ。
この後、本峰までは細尾根が続く、樹木の密度濃いルート。枝がうるさいが、急斜面の苦労はない。

頂上は広くはないが、三角点らしく刈り払われた広場。
木の幹には小さな板に鉛筆書きで五明山の文字がありました。

出発8:10 596mP9:30 山頂10:50 下山11:10 帰着12:35
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五明山596mP直下斜面より定山渓温泉街と烏帽子岳・神威岳
五明山596mP直下斜面より定山渓温泉街と烏帽子岳・神威岳

五明山北峰より烏帽子岳
五明山北峰より烏帽子岳

五明山北峰より定山渓天狗岳・迷沢山
五明山北峰より定山渓天狗岳・迷沢山

五明山頂上直下尾根より砥石山・奥夕日岳
五明山頂上直下尾根より砥石山・奥夕日岳

五明山頂上より枯枝を透かして烏帽子岳・神威岳
五明山頂上より枯枝を透かして烏帽子岳・神威岳

五明山頂上より枯枝を透かして札幌岳
五明山頂上より枯枝を透かして札幌岳


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