三角点:岩倉山 の記録    141026


三角点「岩倉山」(1130.1m)は、余市岳から西へ伸びる尾根のうち、阿女鱒岳より1本南の尾根上にある。
轟鉱山跡を流れる轟中の川の支流(地図に青の水線がある標高535mの支流)を遡りました。

轟中の川の右岸には標高600mを超えて林道が付いている。支流へはその林道から入渓。
足元はピン長靴なので、この流れでは水没する深さの淀みは稀、ほとんど足首程度。
それでも流れの中は出来るだけ避け、笹が無く背の高い枯れ草の群落や笹の薄い所を選んで進む。
すぐに右岸にブル道跡出てきて、薄い藪を容易に押しのけつつ前進。
道跡が途切れた先に倒木が作った小滝、さらに先に二股で中央は高く見上げる細い崖。右を選択。
この先、GPSを頼りに歩くが、顕著な二股は全て右の選択。
それが、見た感じ、本流をさかのぼって行く結果になっている。

滝と言える激しく急傾斜の部分は2ヶ所。横の斜面を安全に巻くことが可能。1番目は右、2番目が左。
日光を得るためか、沢の空間へ周囲の樹木が枝を伸ばし、進路妨害の部分が多々あり。
そうなると、左右の笹を漕がざるをえない。
さらに上流になり、流れが細くなると、沢の上をを笹が被り、両岸の薄そうな場所に入り込むことも多々。
上流になるほど岩に張り付く苔が増え、奥深さを実感。
時折、潅木の枝を折った痕跡が、稀ながらも人間が通過した証拠。鋸を使ったような切り口も1箇所。

なんとか源頭に到着。標高990m、三角点から南東へ380m。
5,6m幅の狭いながらも開かれた空間で。草地の中の数ヶ所に小さな湧き出し口。
奥深い山中にほっとするようなたたずまい。でもこれから先は笹を漕ぐしかない。
藪漕ぎを開始して、笹は比較的薄く、押し開きはそれ程の困難さなく何とか前進。
登りは心持ち左寄りで前進。標高1060mまで登って藪が濃く、前進を阻むようになり、スタミナ消耗。
標高1100m、三角点から西260mまで来て、山頂の姿がはっきり見え、至る笹原を確認出来る場所。
見た感じ片道1時間、体力の消耗、帰路の時間を考えるともう限界。で、リタイア。

下りでは、疲労の蓄積で注意力が拡散、穴の上に落葉が厚く堆積を踏み抜いて左足に水進入。
ぬめりの岩に乗り上げて転倒し右足に水進入。ピン長靴が両足ともに浸水してしまいました。

出発9:10 源頭11:25 引返点12:20 源頭12:55 帰着14:40
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三角点「岩倉山」の山頂部

1026mの前峰



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