樽前山一周(東山・西山・932峰) の記録    140713


樽前山を反時計周りで一周、932峰・西山・東山の順に巡りしました。

駐車場は満杯、ボランティアの誘導で路肩に駐車。あと30分遅ければ林道を歩く羽目?。
トイレは立派になっていたが、水洗ではない。出発はヒュッテ向かいの風不死岳登山口。
まずは、樽前山北斜面の裾をトラバースして風不死岳へ向かうコース。
低い背の林の中を短時間で抜けると、後は視界を遮る樹木がなく展望の良い状態が延々と最終盤まで続く。
ここは、まるで大雪山を歩いているような場面を、札幌日帰りで簡単に堪能できる貴重なコース。
足元の春の花はほとんど終了。あたり一面を覆いつくす勢いのイソツツジとマルバシモツケも花はまばらに残っている状態。
稀にシラタマノキ、ミヤマホツツジの花。本日の主役タルマイソウも歩き始めでは散見程度。もう一つ、ウラジロタデは元気良し。

目の前の風不死岳は上部が雲に覆われ、本日最後まで頂上は見えなかった。
その手前932峰は雲の下でその姿を確認しつつの歩き。登山目標として良い目印。
コースが登りにかかるが、斜度はゆったり。途中の分岐は3ヶ所で932峰方向を目指す。
932峰から樽前につながる稜線に出て、稜線上の道を頂上目指し歩く。斜度はきつくない。
頂上に出て、タイミング悪く周囲は雲。樽前のドームも見えない。
なお本日、終始一貫してドームは霧の中。

早々に下って、登り返し、樽前外輪山へ。斜面途中三叉路を右、西山方面へ。
分岐直後に学生らしき10人前後のパーティと交差した後は、今までがらりと変わって人通りが少ない。
稀に霧の中から単独者が現れる程度で、静かな山行となる。
あたり一面、タルマイソウの花の塊がそこかしこに散らばり、樽前山の一番良い季節の風景。
途中、苔の洞門への分岐には立入禁止の看板あり。長年、風雪に晒され材木の年輪が浮き上がっている。
西山への登りも傾斜はきつくない。頂上には柱状の太陽電池と火山観測施設、三等三角点標石。
すぐに下って次は樽前山神社奥宮。コンクリートの洞の中に神棚。

最後、東山へ向かう頃から風が強くなる。湿気を帯び、シャツが濡れてしまいそうな感触。
こちらの登りは大いに賑わって、軽装の家族連れなどとすれ違う。
頂上には大きな看板と一等三角点標石。霧で見通しが利かない上に強風に晒され寒いくらい、すぐに下山。
下りの道の前半は緩いが後半は斜度があり、階段が壊れたりで歩きにくい。登りなら疲れそう。
最終盤に来て、背の低い林の中の道になる。花の終わったウコンウツギが種をつけている。
下りきって、駐車場のすぐ手前、樹木が途切れ、展望が開けた場所にベンチが置かれている。
風不死岳・932峰の眺望を楽しみながら、昼食タイムを取りました。

出発8:40 932峰9:55 西山10:55 神社11:25 東山11:50(昼食10分)帰着12:45
  樽前山一周の花の 写真
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