三角点「川上」 の記録    141019


三角点「川上」は大二股山から直線で南東1.5kmの位置にある。
国道235号線から林道を延々と歩き、最後、藪を漕いでたどり着きました。

定山渓トンネルを抜け左側2つ目の林道入口が豊平峡大橋へと下る道を出発。(豊平川林道)
豊平峡大橋そばの十字路を通過して豊平川の左岸をさかのぼる林道歩き。
橋を渡り、三叉路に出て、右の道、漁入沢川の左岸をさかのぼる林道(漁入林道)へ。
1.2km歩くと右側に山へ登る林道が接続しており、その林道(左大二股林道)を登る。
登る途中に右大二股林道や作業道など分岐はあるが、左大二股林道を登り続ける。
大二股山頂北西500mの作業道分岐(14号作業道)まで来て、この分岐が考え所。

△川上の直下まで歩くのであれば、そのまま左大二股林道が短そう。
でも、14号作業道は△川上の尾根を乗り越しており、ブル道が付いていることを期待したい。
ということで、ルート決定。その14号作業道に目を遣ると大きな角の雄鹿がこちらを見ている。
デジカメを向けた途端に首を返し、逃げ去っていしまい撮影は失敗。
路面は今迄の整備良好が一変、草ボウボウを踏み、水流の広がりに気を取られ時間ロス。
ただ、斜面トラバースに付けられているので、枯れ枝の隙間から、羊蹄山など展望あり。

延々と歩いて尾根乗り越しの峠に出てはみたが、尾根上には、一面に背の高い手強そうな笹藪。
これは駄目だと、右大二股林道へ斜面下りの強行突破。
右大二股林道は歩き易く、すぐに△川上直下のヘアピンカーブ到着。
地図にあった土崖印の通り人工的に切り崩した跡があり。崖の上へは藪の障害なく容易に出れる。
崖の上から頂上直下の急斜面まで数十mの藪漕ぎ。引き返したくなる気持ちを抑え、笹を押し倒して前進。
急斜面になると笹が薄くなり、腕力を頼りの全身運動になるが、藪漕ぎの不快さは軽減。

頂上台地はまたもや藪漕ぎ、GPSを睨みながら、捜し回ってようやく三角点標石を発見。
外見からは藪に埋もれているが、周囲2,3mの足元の笹は刈られた跡で薄い。
見上げると、ダケカンバの幹に林班界の標識プレートが食い込んでいる。錆びて黒くなり文字は読めない。
さすがに三角点、枯れた木立を透してだが、展望は360度。笹薮の中ながら、山頂到達の実感。
羊蹄、ホロホロ徳舜瞥、無意根、空沼など確認。

下りは南斜面の笹藪を踏み付け、直滑降であっという間に右大二股林道へ。登りに比べれば信じられないくらい簡単。
あとは整備ほぼ良好な林道を、嫌になるくらい延々と歩く。
長時間、砂利を踏み続け、ピン付の靴底を通じて小石の刺激を蓄積。足裏に鈍い痛みが押し寄せる。
足底の硬い頑丈な登山靴には敵わない。次回、長時間砂利の林道歩きがあれば、対策が必要。
気がついたことは、以前なら必ず何台も駐車していた渓流釣の車が無い。
それと、目立たないセンサー付き監視カメラが立木に縛り付けられている。

出発前から精神的苦痛と予想していた、ゲートまでの最後の登り坂はやはり時間がかかる。
ただ、緩い斜度での道路整備のためか、予想より苦しくはなかったのが意外でした。

出発7:25 豊平峡大橋十字路8:05 495m三叉路8:25 550m三叉路8:50 14号三叉路9:50 14号の峠10:45  藪漕ぎ11:10 三角点発見11:40 14号三叉路12:50 550m三叉路13:40 豊平峡大橋十字路14:20 帰着15:15
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