無意根山(豊羽コース) の記録    140803


無意根山に豊羽側から登りました。

無意根山荘は跡形も無くなり、その前のグランドは広い駐車場に変化。
奥の登山口すぐ側に駐車して出発。先行者は車4台。

すぐの急坂を登るとしばらくは歩き易い登山道。
本日、防水性能に劣るハイドロテックアウトドアシューズでも問題なかった。
844mPの先にある小さな沢を埋め立てた道の先から、水たまりの跡とミズバショウの群れが出てくる。
脇を通る登山道にはぬかるみ対策の丸木が敷設され、雪解け期や雨の日には泥のぬかるみと化す予想。
千尺高地に登りきるまで道の様子は雪解け水の流下した痕跡が見受けられる。春は長靴向きか?。
登り坂道では樹木の枝を透かして、余市、定天などが見え隠れする。

千尺高地に上がると、緩めの登り傾斜の道で、周囲の笹の背が高く、見通しは利かない。
僅かに無意根山頂が見え隠れから、道が下りとなり長尾山の緩やかな南西斜面をトラバースの道。
下って間もなく、標高線1140mの先に休憩広場跡、ここでも周囲は笹の壁。
それでも周囲の樹木が疎らなため、日当り良好な登山道の両脇には夏の草花。
ヤマハハコ、オトギリソウ、アキノキリンソウ、エゾオヤマリンドウなど。

広場跡から2つ目の小さな沢は短いながら涸れ沢歩き有り。
その先、1269mPへの登りの道にはツルツル赤土粘土が深くえぐられ、転倒注意の区間や、沢登りのようにゴロゴロ石の路面など、難路だらけ。
1269mPを乗り越す道は樹木が多くなり、両側が切れ落ちる尾根道。
樹木優勢・笹劣勢で、風が通り抜け、汗だくの体には休憩適所。枝の間から京極大沼・小沼が見える。

そこから下ったコルは大きな岩石を伝い渡るプチがれ場。初心者は足元注意。視界が開けるので展望良好。
樹木が無くなり笹壁の道に戻って、直登から斜面トラバースに変わり、段々と笹の背が低くなり、薄別コースと合流。
両方の道を比較すると、薄別コースのほうがよく踏まれている感じ。
路面は小石や土が流され大きめの石ゴロゴロで、こちらも春には雪解け水が流れ下ると推測。
笹が低くなると定天から小漁まで札幌の山々が良く見え、目の前には無意根山頂で、いい感じの歩きを楽しめる。

山頂台地近くまで登るとハイマツ・ナナカマド・ダケカンバなど高山性潅木が道の両脇に立ち上がってくる。
そういった、展望のないトンネルのような状態が山頂台地に上がっても続く。
途中、脇道的な遭難碑と地図上の頂上の2箇所に刈り分けはあるが、そのまま通過が普通。
一旦潅木トンネルが途切れた先に二等三角点の広場。ほぼ360度の大展望が楽しめ、登山の気分からはこちらが山頂。
本日も下界では猛暑、涼しい風が吹きぬけ、ここは別天地。ゆったりと、いつもの倍の休憩時間でした。

出発8:10 844mPの沢8:55 休憩広場跡10:00 1269mP10:35 分岐10:55 三角点11:30  下山12:20 分岐10:55 1269mP13:05 休憩広場跡13:30 844mPの沢14:10 帰着14:40 
  無意根山(豊羽コース) の風景写真
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