一の沢林道 の記録    140727


小金湯温泉の西、南から北へ、豊平川に注ぐ支流に一の沢川がある。
川の横に付けられた「一の沢林道」を遡り、途中で東へ曲がって、一本東の鱒の沢川まで往復しました。

林道入り口は国道拡工事の影響で判り難くなっている。ゲート前の路肩に駐車して出発。
路面中央には草が生え、オオイタドリが両側から被っている。
さらに進むと未処理の倒木が数箇所あり、今年はまだ車両が通行していない様子。
ただし、歩行での通行については痕跡が残っており、近々に林道整備の可能性を予想。
道端には夏の花、ヨツバヒヨドリ、エゾアジサイ、ガマズミ、イワガラミ、ミズヒキなど。

送電線の下に出て左岸から右岸に橋を渡る。送電線路は草刈りの直後。
なお、右岸を国道に抜ける道は藪に埋もれていた。
送電線路から900m上流に右岸から左岸に渡る橋の残骸。
豊平峡ダムから小金湯発電所への導水管の工事に使われたものと推測。
さらに1km遡って林道三叉路分岐は直進せず、左の鱒の沢方向へ。

二つの沢を隔てる尾根への登りとなって、まもなく路上にクマの糞。本日ではなく数日前のもの。
さらに高度を上げると樹木の枝を透かして、奥夕日岳、三角点「一の沢」の眺望。
尾根を乗越して反対側に出ると、藤野三山、藤野富士、盤の沢山も。
下りにかかって間も無く、目の前の藪から突然逃げ去る茶色の塊。
大きさとスピードから鹿と推測も、心臓の動悸で、しばし立ちすくみ。
帰路にも、その付近でガサゴソしていたので、多分、母鹿の採食を待つ乳離れ前の小鹿。

鱒の沢川の谷に下りて川に沿う林道を遡る。
当初予定は、さらに一本東の滝の沢川に沿う平地まで林道歩きのつもりだった。
ところが林道分岐が判らずに通過し、300m上流へ歩いておかしいと気付く。
GPSを頼りに分岐地点まで戻り、滝の沢川方面の林道跡を発見、藪に埋もれている。
藪を進み、鱒の沢川に架かる橋に出て、橋は落ちている。
その先の林道跡は笹が被って、荒れた状態。本日は一日雨予報、藪を漕げばずぶ濡れになる。ここで引き返し。
林道工事が入るまで、鱒の沢川と滝の沢川の間は通行困難の結論。一応、作業の方が通った痕跡はありましたが。

出発7:55 尾根乗越し9:25 (15分ロス) 鱒の沢川引返し10:20 尾根乗越し10:55 帰着12:00
  一の沢林道 の夏の花の写真
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