憩の花園 (定天東尾根) の記録    140601


定山渓天狗岳主峰岩塔の東尾根付根にあるお花畑、東尾根コースから登りました。

コースへの取り付きは 昨年 の記憶をたどるが、残雪が消え、様子が違う。
それでも、藪をさけつつ、斜面を登り詰め、何とか細尾根上の踏み跡にたどり着く。
踏み跡はおおむね明瞭、尾根上から外れ斜面トラバースの道、搬出作業跡など混在。
快適な道は少なく、潅木が被って、掻き分け通過や潜り抜けなど通行支障となる場所多数。
特に標高600〜630mのトラバース路は要注意。立派な道は方向違いで崖下へ。

支尾根から主稜線へはピークを通らずにトラバースの道。
不明瞭なところもあるが、迷い込むことなく通過。
主稜線に上がって、藪が濃くなる。特に笹がはびこり出す。
それでも、いくらか道の痕跡はあり、本格的な藪漕ぎとはいえない。
時折、手稲山、烏帽子岳などの展望あり、おなじみの草花・山菜も笹の下、足元に健在。

登り詰め、細尾根の荒地、お花畑に出るがこれは小規模な前庭。
メインステージはさらに奥の藪を抜けた先に、広々とした空間のお花畑が出現。
両側が切り立ち、傾斜も急な荒地の尾根、草木は生育できずに、高山植物がかろうじて張り付いているといった印象。
尾根上にもろく崩れた岩肌という場所、斜面下部に土がむき出しの場所などは、多分、盗掘跡。
視線の先には主峰の岩壁の手前にローソク岩が堂々と壁になってそびえている。
お花畑にはテンググンバイ、キジムシロが主体、脇の草むらにエゾグンナイフウロ、遠く離れてシラネアオイ。
至福の一時を過ごせる、市内では珍しい高山風景のロケーションでした。

  憩の花園 の風景写真
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