西御料川 の記録    140330


簾舞の奥、西御料川に沿う林道跡から三角点「小札幌」を目指しましたが、途中から引返しました。

空沼岳簾舞登山口へ向う道路の途中に、西御料川の林道跡へとつながる林道がある。
夏には川まで下りられる道も、冬季積雪のため住民の方の車両が置かれ、入口が判別しにくい。
目印は北電河川水位監視施設を管理する職員の足跡。数日前、アルミワカンで歩いた踏み跡。
林道を下り、簾舞川に出て木製の電柱を2本束ねて歩み板を打ち付けた橋を渡り、施設のある対岸へ。
そこから先は訪れる人も稀な荒廃した林道跡が西御料川左岸へ続いている。
道は荒れ、土砂崩れの跡が散在し、林道を維持することの困難さが見て取れる。
特に1ヶ所、見上げると土砂崩れ跡中央に1m近い岩石がかろうじて残っている場所があり、慎重に通過。

砂防施設「3の沢谷止」のある支流を越え、断崖脇を通過すると、かつて橋が架かっていたような場所。
ここで、林道跡は左岸から右岸へ渡っているため、川面まで下る。
スノーブリッジもあったが、踏み抜く危険が気持ち悪いので、流れが見えるところを渡渉。
水の深さはビーンブーツでも水没しない程度。
西御料川を渡り、右岸を上がって、林道を進む。
道路標識は残っているが、木が成長し放置されてから数十年を経ていることが窺える。

右岸の林道跡は、初め穏やかだった様相が、谷が深まり斜面が急角度になるにつれ一変してくる。
ちょっとした沢地形の斜面から崩れ落ちた雪崩跡が出現。
数日来の暖気で一気に雪崩れ落ちたものと推測。
幸い、本日暖気は治まり、気温が下がって危険個所は落ち切ったはずだが、それでも不気味。
さらに、雪崩れ跡には、所々固く滑らかなツルツル面が散在し、足元確保に不安要素。
断崖の連続する手前まで来て、この先、さらにひどい状態が予想され引返しとしました。

出発7:50 簾舞川の橋8:00 西御料川渡渉9:00 引返し9:25 西御料川渡渉9:50 簾舞川の橋10:30 帰着10:40
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