パゴダの塔 の記録    140216


札幌岳豊滝コースの東、南北に伸びる尾根上に見える尖った岩峰。
登山コースとなっている盤の沢林道の途中から盤の沢川支流の谷を遡って行きました。

札幌岳豊滝登山口までの林道は除雪され、登山口前の駐車場も広い。
駐車場内には除雪用重機が置かれており、多分、北電送電鉄塔の管理点検用。
歩きの前半は林道。新雪の下は幅広く踏み固められており、スノーモービルか山スキーの多人数登山。
そのためラッセル負担は軽くてすむ。
盤の沢林道が盤の沢川を渡る橋に到着し、当初目論見は盤の沢川右岸支流の谷を遡る計画。
橋の手前から林間へ入り、右岸を進む。
川岸のアップダウンの度にどうしてもコース取りが、上へとなり、少しずつ川を離れ、高みに上って行く結果。

とうとう川の流れから離れ、流れがはるか下になり、離れすぎが気掛かりで困りかけたころ作業道跡に遭遇。
この作業道跡は標高500mあたりを等高線的についており、盤の沢山南端からパゴダの塔前峰下まで伸びている。(下りで確認)
どう登ろうと、ぶつかる仕掛けで心配御無用、その道を南へ歩き結局は支流の沢形に到着。
作業道歩きの最終盤には、大きくパゴダの塔の前峰が現れる。
急峻な斜面の上に三角にそそり立つ姿はちょっと圧巻。この峰も行く価値はありそう。

支流の沢地形に入り込み、再度林間歩き。しばらくは緩い地形で、穏やかな環境を、気分良く歩ける。
そのうち、徐々に傾斜がきつくなり、両岸の斜面も迫ってくるようになる。
標高730mまで登って右には岩石露出急斜面登場。そして、目の前全てが急傾斜。
比較すれば、なんとか登れそうな斜度なのが谷の中央。
まばらながらも樹木が頭を出しているところを頼りに、汗だくの登高で標高780mの沢水露出の場所まで登りきる。
小さな水流の音が、何となく春を思い出させるBGM。気分的に一息。

さらに谷を進むと、すぐに開けた空間に出て、源頭の雰囲気。枝の谷が左右で正面は松の大木の後に急斜面。
右の谷へ入ったが、複雑地形、ただしこれが正しい選択で、下山後GPS地図で確認すると唯一傾斜の緩いコース。
複雑地形の最終選択は谷の中央に現れる尾根地形が正解、ここを登れば、パゴダの塔の南側吊り尾根の稜線にすんなり出る。
稜線を北西に向け前進、尾根の幅は細く樹木多数も通り抜けに支障なし、右手の雪庇だけは踏み抜き要注意。

樹木が混み松が多いせいか、パゴダの塔は近く行くまでなかなか姿を現わなさない。
パゴダの塔直下の開けた空間に着いても、塔の撮影にはダケカンバがどうも邪魔。
ダケカンバの上まではい上がると近過ぎて岩峰の姿がおさまらない。
それではと荷物を置き身軽になって、腕力を頼りに、木を掴み体重を支えて、北西側に回り込み。
北西側には、岩壁の横に空間が開け、都合の良い撮影スポットあり、迫力ある姿を写すことが出来ました。

出発8:20 林道から林間9:00 作業道から支流の谷9:45 急斜面の下10:20 パゴダの塔11:20 下山11:55 林間から林道12:55 帰着13:20
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