積丹岳 の記録    130929


積丹岳の夏道ルートを山小屋から登りました。

先客は単独者3名、後続は3組6名。意外と登山者が少ない。
登山道の伐開は広く林道跡のよう。背の低い草の中央に幅が広めの踏み跡部分の地面が露出。
歩き出してすぐに3合目の標柱。このルートは標柱が道の中に堂々と設置されており目立つ。
道の周囲は背の高い笹の壁、周囲の見通しが利かない。その状態は頂上直下まで。
全般に道の傾斜は緩く、おおむね歩く易い。斜面が急になっても、道の付け方が林道的にジグを切っている。
とはいえやはり山道。
雨裂が深い所、粘土質で滑りやすい所、石がゴロゴロの所、木の根が剥き出し、倒木の乗り越え、枝下をくぐり抜け、など変化。

歩き始めは針葉樹人工林の中、すぐに広葉樹の自然林に移行。
木立の様相は高度を上げるにつれ徐々に変化。中腹でが直立していた広葉樹が地面を這うようになる。
5合目を過ぎて5分ほどでフンベツの沢。涸れて水流はない
幅約2m深さ約1mながら、このコースで一番の沢のよう。
この後、水流は2本あったが、防水靴の必要はない程度。泥たまりも同様に通過容易。
ただし、雪渓が完全に消滅した、渇水期ならではの路面状況。

7合目を過ぎ200mくらいで稜線に上がり、971mピークの脇を西へ方向転換。
これはGPS上の話で、周囲は笹で見通しがきかず、地形を実感はできない。
稜線上も相変わらず傾斜の緩い道が続く。時折右手木立の枝の隙間から海の青い色が見てとれる。
一方、ハイマツが現れ、ダケカンバは背が低くなり、冬の季節風をまともに受ける影響が植生に。
今年の紅葉の先駆けで、ナナカマドの赤が時折パッと出て青空に映える。
稜線を詰め、笹も除々に低くなり、9合目手前からは山頂と前ピークが見通せるように。
積丹岳山頂前1130mピークに登ると、紅葉の連なり。ハイマツ・笹の緑とのコントラスト。

山頂に到着し。向かい合ってそびえる余別岳とポンネアンチシ山の山容は堂々。
その左手、泥の木山への山並の連なりと、その手前一面の美国川の流域の広がりの大展望。
何より、余別岳方面吊り尾根上のピーク2つの紅葉が見事でした。

出発9:30 稜線11:00 山頂11:45 下山12:15 小屋帰着14:05
   積丹岳の風景写真
報告へ
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき
inserted by FC2 system