然別山 の記録    130331


然別山は仁木町JR然別駅の奥、余市川支流の砥の川とポン然別川に挟まれた尾根上の山。
稲倉石山へ登ろうとして道路状況から断念、道々755号線を引返して登りました。

然別山の山頂をコルから見上げる 然別山の山頂標識

稲倉石山へ登ろうとポン然別川沿いの道々755号線を遡るが、上流へ行く程、除雪幅がどんどん狭くなる。
ダム手前まで行くと、昨日来の積雪だけでも深く、さらに積りそうな強い降雪。
下山後に車が動かなくなる危険。あきらめて目標変更、道路を下り然別山へ。
山に近く広い除雪場所に路側駐車。そこから取付き点までは道路歩き10分。

道々755号線を歩く 草地を横切って斜面へ 急斜面の登り

夏には草地となる様子の平地を枝沢沿いに横切って林間の斜面へ。
枝沢のさらに枝の沢形を足掛かりに尾根地形に上がり、後は急斜面の登り。
5cm程度の新雪の下は温度上昇で柔らかくなった根雪で、アルミカンジキは沈み気味。
スノーシューの後を歩かせてもらったのだが、それでも時折ズブリ。足下が固雪となるのはまだ先の季節。
この急斜面登りでは水平距離、標高差の割りに時間と体力を消耗。

尾根の肩から稲倉石山 尾根の肩から然別山 尾根の肩から南東峰

急斜面を登り切ると然別山の南東峰から南西に伸びる尾根の肩。様相が一変。
地図にない林道地形に出て、左側(北西面)が広く伐開され、見晴らしが利く展望の尾根。
伐採作業のために付けられてと思われる作業道は左右に伸びており、これを辿れば楽を出来たかもしれない。
尾根の行き着く先は広葉樹林の南東峰と、その左に然別山の本峰が見て取れる。
ポン然別川を囲む尾根の山波と、その奥の山々、正面奥が稲倉石山。

南東峰の林間斜面 南東峰より大黒山 南東峰より余市方面

広々とした見晴らしの尾根上を歩いて、一気に気分好転。ゆったりと南東峰の林間斜面へ。
南東峰の傾斜はそれなりに急だが、尾根に上がる急斜面よりは楽。
枯枝を透かして右に大黒山、後に八内岳方面の展望。
楽しめる登りを詰めて南東峰の頂上。
それなりに刈り払われ、立つ位置を変えれば大黒山、余市の街、日本海の展望も。

南東峰より然別山 コルより余市方面 コルより然別山

一旦小休止の後、コルへ下って本峰へ。
こちらのアップダウンは傾斜、展望ともに良く、ゆったり楽しめる山歩き。
北東側は地形的に余市方面の展望が良いが、足下には雪庇が出来ていて注意。
雪庇の縁からは距離をとりつつ歩き、時折展望を確認に道草。

然別山山頂 然別山より八内岳方面 然別山より余市方面

然別山の山頂は木立に囲まれた広場、小さな山頂標識が木の幹に貼り付けられている。
西方向の展望良好。一部、余市方面の展望あり、枯枝を透かして八内岳も確認。
見晴らし的には、頂上が木立に囲まれているため、ルート途中にも良い場所がある。
その意味、結果論ですが、南東峰経由は正解でした。

出発9:15 道々から林間へ9:25 作業道横断10:20 南東峰10:45 山頂11:15 作業道横断12:05 道々12:25 帰着12:35
  然別山の雪景色風景写真
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