窟太郎山 の記録    130616


登別の奥にある倶多楽湖の外輪山、低山ながら一等三角点の山。
道々350号倶多楽湖観光道路の標高230m地点にある林道「メップ越林道」経由で登りました。

メップ越林道入口ゲートの鍵はナンバー錠。手前に2、3台分の駐車スペース。
林道は交通量多く整備良好の路面。それでも落石は散見。
鹿の足跡も散見、クマのフンは3箇所。
木ではイボタノキ、山椒?、ヤマツツジ。草ではフタリシズカ、ヘビイチゴ、ハナニガナ。
何より、山菜が無い、僅かにフキが散見される程度。人里離れた場所では珍しい現象。
1時間以上歩いて、山頂から東へ伸びる尾根の南側の沢の林道分岐に到着。

南側の谷は砂防ダムが階段状に連続。かつての建設ラッシュ、公共事業の痕跡。
三叉路を左へ、尾根を乗り越す林道で北側の谷。こちらにも砂防ダム。その先は地滑り崩壊の斜面。
南側の谷へ戻って、砂防ダム建設の作業道跡を辿るが、山頂への踏み跡を見逃して通過。標高315m前後。
すぐに作業道跡は消え、鹿道らしき踏み跡を頼りに斜面に取付き。
幸い笹は背が低く細い、草のように掻き分け容易。足元の滑りやすさは要注意。
標高360mで尾根上に出て、頂上への踏み跡に合流。見失いそうに頼り無いので、逸脱要注意。

尾根上の踏み跡をたどり、標高400mを過ぎたあたりから笹の背が高くなってくる。
こうなると、踏み跡が頼り、ところが、木の切り株、倒木跡で道迷いとなりそうなポイント有り。
何とか登りきって、笹薮から脱出。標高530mの稜線。そこから頂上広場はすぐ。
大きく刈り払われ、さすがに一等三角点。頂上気分を満喫出来る。
新緑に遮られていても、倶多楽湖の湖面の広がりは確認可能。
枝の隙間からながらも、雲海に浮かぶ風不死岳と樽前山を見ることができました。

窟太郎山から見る風不死岳と樽前山


出発8:05 林道から作業道9:20 山頂10:10 下山10:25 林道11:05 帰着12:10
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帰路は新装なったアヨロ温泉に立ち寄り。
建物、施設設備は立派、豪華。昔の風雪を耐えた木造の味わい深い風情は消失。
日帰り料金420円ながら、休憩室使用料100円・酒類持込200円の料金体系でした。

アヨロ温泉


作業道から山頂まで付いている踏み跡の入り口を見逃して直進してしまった
窟太郎山の山頂まで付いている踏み跡の入り口

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